BioWareが「ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者」の名称を変更したより詳細な背景を報告

2024年6月24日 23:35 by katakori
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「Dragon Age: The Veilguard」

先日、スキルツリーや戦闘システムの仕組みをご紹介した人気シリーズ最新作「ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者」ですが、今秋の発売に大きな期待が掛かるなか、本作の特集を進めているGame Informerが主要な開発者の新たなインタビューを公開し、本作の名称が従来の“Dragon Age: Dreadwolf”から「ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者」へと変更された理由について、より詳細な背景が明らかになりました。

なお、6月7日に本作の名称変更が発表された際には、BioWareのボスGary McKay氏が名称変更の背景について言及しており、最新作が当初の発表通り“Dreadwolf”(戦慄のオオカミ/フェンハレル)を重要な存在として扱っているものの、体験の中心はプレイヤーとその仲間たちにあると説明。新しい英雄たちがセダス全体を救うために団結を必要とするゲームの本質を示すには、従来の名称では不十分だったと説明していました。

今回Game Informerのインタビューに応じたゲームディレクターCorinne Busche氏は、前提として“ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者”のようなゲームが、これを開発するチームそのものを反映する側面があり、ゲームの開発を進めるなかで、作品の真髄が何であるか、その多くを学ぶようなケースがあると説明。Busche氏は、開発チームがこういった過程のなかで本作を真に息づかせているものが、多様な仲間達であることをすぐに理解したと語り、自身が今もソラスを愛しているものの、本作はやはりソラスのためのゲームではなかったと述べ、最新作の本質を適切に示す名称が必要になったと伝えています。

また、本作のクリエイティブディレクターJohn Epler氏は、“ドラゴンエイジ”シリーズが悪役のものではなく、プレイヤーとその仲間、その他の登場人物を含め、キャラクターについて考えてきた作品だったと説明。大理石から象を彫りだす過程が、象にない部分の大理石を全て取り除くことだとすれば、本作は元々“ヴェイルの守護者”を作ろうとしたのではなく、ゲームを作っていく過程で“ヴェイルの守護者”になっていったように感じられたとのこと。

John Epler氏は、依然としてソラスが中心的な役割を担う重要なキャラクターであることに変わりはないものの、本作の焦点は主人公チームに移っており、“Dreadwolf”が特定の個人にフォーカスした名称だったのに対し、“The Veilguard”(ヴェイルの守護者)は前作“Inquisition”と同じくチームに焦点を当てる名称であることに気がついたと述べ、“ヴェイルの守護者”という名称がストーリーだけでなく、ゲームプレイの最も重要な核となるものを示していると強調しています。

一方、タイトルから名前が消えたソラスについて言及したお馴染みMark Darrah氏は、(Game Informerは“部屋の中の象”を引き合いに出している)最新作が今もエルフの神の物語を良い方向に導いていると語り、ソラスがただ単純に世界を終わらせようとしているような分かりやすい人物ではないと断言。本作がソラスを愛している人、彼に賛同している人、憎んでいる人、作品から追い出したいと考えている人まで、彼に抱く様々な思いに優れた結論をもたらすことになると強調し、皆に愛されるあのハゲエルフはもっと複雑なニュアンスを持つ人物なんだと伝えています。

余談ながら、今回のインタビューには、先だって公開された20分プレイ映像に関係する序盤のストーリー情報が含まれており、非常に興味深い展開が判明していますが、内容がネタバレになってしまうため、後ほど前回の記事にてご紹介したネタバレパートを更新し、当該情報を追記しますので、興味がある方はそちらをご確認ください。

情報元及びイメージ:VG247, Game Informer

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