スキルツリーの仕様や戦闘システムの概要を含む「ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者」の新情報が解禁

2024年6月21日 12:32 by katakori
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「Dragon Age: The Veilguard」

先日、インクイジションの“招かれざる客”DLCから10年後となる設定や主人公“ルーク”のディテールをご紹介したに人気RPGシリーズ最新作「ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者」ですが、新たにGame Informerが特集の一環として、本格的なアクションに移行した最新作の戦闘システムとその基盤となるスキルシステムの詳細を公開。“Path of Exile”を想起させるようなスキルツリーボードのスクリーンショットを含む非常に興味深い情報が明らかになりました。

また、本作の特集記事を掲載したGame Informer誌最新号も発売され、序盤のプロットに関するネタバレを含む幾つかのディテールが判明しています。

ということで、今回はスキルツリーと戦闘関連の主な新情報をまとめた上で、(気になる方は読まずに済むよう)記事の最後に一部のネタバレ情報をご紹介します。

「Dragon Age: The Veilguard」
戦士クラスのスキルツリー、以下の画像は全て原寸大のイメージにリンクしてあります
「Dragon Age: The Veilguard」
ローグのスキルツリー
「Dragon Age: The Veilguard」
魔道士のスキルツリー
「Dragon Age: The Veilguard」
魔道士用ツリーを拡大したもの、アイコンの種類やアビリティ情報が確認できる

■ スキルアイコンの種類と概要

  • 各クラスのスキルツリーボードは、計168種のノードで構成される
  • 中央の大きな丸:クラス
  • 菱形:アクティブアビリティ
  • トゲ付きの菱形:ベースクラスとスペシャライゼーション3種それぞれに用意されたアルティメットアビリティ
  • 中サイズの丸:主要なパッシブアビリティ、アビリティ強化
  • 六角形:特性/Traits
  • 小さな丸:その他のパッシブアビリティ、ステータス強化

■ スキルツリーボードの構成について

「Dragon Age: The Veilguard」
参考:スキルツリーボードの主な構成を色分けしたもの
  • 各クラスのスキルツリーボードは、コアとなるベースクラスの中央セクション(9ノード)、6つのエリアに分割されプレイスタイルやビルドの特性を左右するリング上の外周セクション、3種のスペシャライゼーションセクション(各15ノード)、キャラクター性能の方向性をより顕著にするためのものと思われる外周セクション外のノード3タイプ(詳細な名称不明のため、ここでは仮にスタイルとします)によって構成される。クラス別のスペシャライゼーションとスタイルは以下。
    • 戦士:スペシャライゼーションはチャンピオンとリーパー、スレイヤーの3種。スタイルは、サバイバルとアビリティ、武器の3タイプ
    • ローグ:スペシャライゼーションはデュエリストとサボタージュ、ヴェイル・レンジャーの3種。スタイルは、持続性とコントロール、バーストの3タイプ
    • 魔道士:スペシャライゼーションはデスコーラーとエヴォカー、スペルブレードの3種。スタイルは、コントロールとバースト、持続性の3タイプ
  • 今回公開されたスキルツリー3種のスクリーンショットは、全てレベル30のものだが、戦士は43スキルポイント、ローグは41ポイント、魔道士は39ポイントを割り振り済みで、何れも利用可能なポイントが残っていないため、スキルポイントはレベルアップ時の1つに加え、ゲームの進行や探索に応じて追加のポイントが得られる仕組みだと考えられる。
  • 各スキルツリーのノード数は合計168種であることから、最大レベル50に達し、追加のポイントを得たとしても、全てのノードを埋めることはできない可能性が高い。(※ 前述のレベルと獲得ポイントの差から推測すると、最終的に全体のおよそ半分弱が獲得できる程度か)
  • パッシブアビリティの例として、ジャンプ攻撃の解禁やクリティカルヒット率の強化といったものが確認された。
  • アクティブアビリティには、上掲のスクリーンショットにある魔道士のファイアウォールに加え、戦士用の(スパルタ風)キックが確認済み。
  • ゲームディレクターCorinne Busche氏は、スキルツリーに対するBioWareのデザインフィロソフィとして、些末な統計情報を提供するものではなく、“ゲームプレイの方法そのものを変化させるもの”というコンセプトを強調している。
  • 各コンパニオンにもスキルツリーが用意されている。ただし、主人公“ルーク”のツリーに比べ簡易なもので、カスタマイズの幅は少ない。なお、コンパニオンは5種のアビリティから3つを選択し、クイック選択ボタンもしくはコンバットホイールに設定可能。また、コンパニオンのスキルポイントは、関係性レベルを上げることで得られる。なお、各コンパニオンとの関係性レベルは、当該コンパニオンの個人クエストを手伝ったり、メインクエストのパーティに参加させることで上昇する。

■ 戦闘システムについて

  • BioWareは、プレイヤーがゲーム世界の中に足を踏み入れたと感じられるよう、戦闘システムについても、ブロックやドッジ、剣の振りといった全てのアクションをプレイヤー自身が制御していると確信できる仕上がりを目指している。
  • ゲームディレクターCorinne Busche氏は、全ての行動をリアルタイムで実行できるシステムを実現するために、行動中のアニメーションとそのキャンセルに対して細心の注意を払っていると説明。BioWareで行われたデモでは、Busche氏が戦闘中にコンボを始動し、その途中にクイックダッシュで待避し安全を確保して一時中断した後、(次の行動をホイール経由でキュー入れ/予約し)コンボを再開し継続する様子が見られたとのこと。
  • 基本的な操作は全てのクラス(戦士・ローグ・魔道士)で共通しており、同じボタン配列で小攻撃と大攻撃、アビリティ、コンバットホイールを使用できる。
  • クラスの主な違いはセカンダリ攻撃や防御方法にある。例えば、剣盾装備の戦士は盾を投げることが可能。ローグは弓を使用し、魔道士は魔法による範囲攻撃を行う。
  • 戦士にはパリィがあり、受け流しで敵をひるませることができる。ローグもパリィ持ちだが、パリィの受付時間が戦士よりも長い。魔道士はパリィを持たないが、マナを消費しダメージをブロックするシールドを張ることができる。
  • 回復システムが刷新され、Dパッドの右押しでポーションを即時使用できる。
  • ダッシュやパリィに加え、アビリティや大攻撃のチャージ能力、フィニッシュムーブも確認された。
  • 主人公“ルーク”は、2つの武器ロードアウトを予め設定でき、戦闘中にDパッドの下押しで素早く切り替え可能。デモ中には魔道士が3スタック分の“Arcane Bomb”を大型の敵に設置した状態で、杖による大攻撃のチャージを開始し、その間にロードアウト切り替えで魔法の短剣に持ち替え、小攻撃を繰り出した後、再びロードアウト切り替えで杖に戻し、大攻撃のチャージを完了。この大攻撃を放つことで、最初の“Arcane Bomb”を起爆する様子が見られた。

■ 戦闘時のコンパニオンについて

  • 戦闘中、コンパニオンに指示を出さない場合、コンパニオンは自らアビリティを用いてターゲットを攻撃し、敵を倒す。
  • ゲームディレクターCorinne Busche氏は、本作のコンパニオンが自律的な存在であり、自分自身で標的を選ぶと説明(もちろん指示も可能)。コンパニオンたちがプロットの進行に応じてより有用な戦い方を学び、まるで実在するキャラクターと共闘しているような感覚が得られると説明している。
  • Busche氏は、コンパニオンとプレイヤーのシナジーと有機的なチームワークについて、次のようなシチュエーションを挙げている。ベララの能力で時間を遅らせ、ハーディングの強力な攻撃で敵をノックダウンさせた上で、主人公ルークがラッシュを掛け、2人が作った状況を利用する。
  • Busche氏は、“ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者”に特定のコンパニオンが互いに連携する意図的なコンボを含む、より明確なシナジーが用意されていると説明している。
  • ミンラーソスで仲間となるナーブは氷系の能力に秀でている。アーラサンの森で仲間に加わるベララは電気系の能力に特化しており、回復魔法も使用可能。

■ その他の新情報

  • 主人公のキャラクターカスタマイズでは、身体的な性別の他に性自認を示す代名詞に加え、身長、肩幅、胸やヒップの大きさ、肌の色合い、メラニンなど、数百に及ぶ項目がカスタマイズ可能。詳細は不明ながら、カスタマイズ時にはヌード表示が可能とのこと。(性器カスタマイズ用か)
  • 主人公のボイスは4種(アメリカ英語の男性と女性、イギリス英語の男性と女性)から選択でき、ピッチシフトで独自のボイスが作成できる。
  • ゲーム内に登場する(一部を除く)多くのNPCは、このキャラクター作成/カスタマイズツールを利用して作成されている。
  • PS5版にはFidelityとパフォーマンスからなる2つの動作モードが存在した。
  • Dragon Age: Inquisitionのクロスロードに似た、古代エルヴァナンの領域が登場し、北セダスを横断するためのテレポートに用いられる。
  • “ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者”は既に判明している通り、オープンワールド作品ではないが、一部の環境はオープンワールドのように感じられる探索に適した大規模エリアになる。より小規模でリニアなストーリー展開に重点をおいたエリアも存在する。序盤で訪れるアーラサンの森は小規模エリアの1つだが、探索で戦利品が得られる脇道や分岐が用意されている。なお、大規模エリアのミニマップには戦場の霧が存在し、小規模エリアに戦場の霧は存在しない。
  • “ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者”には、シリーズ史上最も多くバリエーションに満ちたレベル環境が登場する。

スキルツリーやその他情報のまとめはここまで。以下は冒頭で説明した通り、プロット(ソラスの扱いや20分プレイ映像の最後にちらっと出現したアレ等)について、一部既知のロアを含むネタバレ情報をご紹介しますので、気になる方はくれぐれも閲覧しないよう十分にご注意ください























































■ ネタバレ注意:冒頭のプロットについて

  • ゲームプレイ映像の最後に(ソラスを挟んで)出現した謎の2人について、エルフの古き神“エヴァナリス”のエルガナンとギランナンであることが確認された。なお、エルガナン(Elgar’nan)はエヴァナリスを統べる最初に生まれた神で全能の父神。一方のギランナン(Ghilan’nain)は、セダスに存在する神々しい鹿“ハラ”を創造した母、エヴァナリスで最も若い女神として知られる。(※ フェンハレルやミサールもエヴァナリス9柱の一員)
  • 主人公ルークたちの僅かな血液がソラスの儀式に混じったため、彼ら(儀式の場にいたルークとヴァリック、ハーディング、ナーブか?)はフェイドと繋がり、この儀式でフェイドに閉じ込められてしまったソラスと交信・対話可能となる。
  • この儀式でソラスはフェイドに捕らわれてしまい、姿が見えず、その声だけが聞こえる状態となるが、ブライトによって汚されたエルガナンとギランナンは自由の身となる。(※ 蛇足ながら、漆黒の都や古代神/オールドゴッド、七賢者と深い繋がりがあるミンラーソスからエヴァナリスが出現した背景や関連性は不明。ただ、極めて“示唆的”な事態とも受け取れる)
  • プレイヤーの拠点となる“The Lighthouse”は、フェイドにあり、かつてはソラスの拠点だった。
  • [New] ソラスはプレイ映像の中でミンラーソスのヴェールを破壊しようとしているが、(詳細は不明ながら)この際にエルガナンとギランナンを新しい“牢獄”に移そうとしていたことをルークに伝え明かしている。
  • [New] 不運にもソラスの目論見は失敗し、彼はヴェールに捕らわれ、汚れたエルガナンとギランナンはセダスを彷徨うことになる。この神を止めることがルークたちの目的となるが、これを達成するためにはソラスの協力を得て、その助言に耳を傾けなければならない。ソラスはこういった関係を通じてルークの中に自分に近い部分を見いだし、この2人の間には興味深い不和と同調が生まれることになる。
「Dragon Age: The Veilguard」
参考:プレイ映像の最後に出現した2人、左がギランナン、右側がエルガナン
情報元及びイメージ:Game Informer

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