当サイトではこれまでも全力でお届けしてきたウォーレン・スペクター氏の新作「Epic Mickey」、本作ではミッキーマウスの公式なリデザインが行われ、ミッキーがまだ生まれる前の初期ディズニーを支えた重要キャラクターで、版権トラブルからユニバーサルに権利が奪われていた”しあわせうさぎのオズワルド”が80年の時を経て、とうとうディズニーに戻ってくる事になります。
本作は闇に侵された世界に吸い込まれたミッキーマウスが、筆とインクで描き直す事で闇の世界を救済するいう物。この闇の世界は60年間みんなから忘れ去られていたオズワルドが治めている世界で、ここには過去のディズニー作品から姿を消し、忘れ去られてしまったキャラクターや作品達が集まっている場所とされています。
オズワルドはこの60年間の間に様々な記憶を無くしているものの、みんなから愛されているミッキーへの嫉妬と羨望、そして記憶を無くした中に1つ残るお父さん(既にウォルト・ディズニーがお父さんである事も忘れてしまっています)に褒められたい・愛されたい思いに支配されており、もともといたずら好きなキャラクターである事から過去の作品に登場していたインク怪人やマッドドクターを従え、表の華やかなディズニーの世界も闇に染めてしまえと闇の範囲をどんどん拡大させています。
この闇を描き直すのがミッキーとプレイヤーの役割となる本作のゲームプレイですが、今回ミッキーは公式にリデザインされる事となり、現在の肌色ミッキーでは無く、過去の白黒でいたずら好きで少々意地悪でもあった頃のミッキーを強く意識した再生が果たされています。この性格付けはゲームプレイにも影響しており、プレイヤーの行動によって、近年のヒーロータイプのミッキーから初期のいたずら好きでカオスなミッキーまで、見た目だけではなく、ゲーム性にも変化を及ぼすことが明らかにされています。
昨晩行われた任天堂のプレスカンファレンスではウォーレン・スペクター氏も登場、プレイデモンストレーションを行い、3Dステージから2Dステージの紹介が行われました。事前情報ではテイストが初期のアートワークに見られたスチームパンクに変更されたとも噂された本作ですが、現在の所大きな変化はテクスチャーの質感やライティングに止まっている印象を受けます。
ただしステージ毎に大きく全体のテイストを変化させる事がすでに明言されておりますので、スチームパンク的なステージなども今後登場の可能性が残されているのかもしれません。本日は一先ずE3で登場した映像をまとめてお届け!素晴らしく良い顔のミッキーに、とうとう動く様子が登場したオズワルド!ある種のゲーマーには間違い無くたまらないタイトルになるであろう本作、ウォーレン・スペクター氏のただ者では無いぶりが恐ろしいレベルで実現されており、今後明らかになっていくであろうゲームデザインの幅にも期待が高まります!
なおこれまで当サイトではEpic Mickeyの紹介を世界観の背景やウォーレン・スペクター氏のインタビュー、オズワルドの権利が失われていたこれまでのいきさつなどを詳しくご紹介しています。映像でやられてしまって興味が湧いた方は関連記事一覧からこれまでの記事をご確認してみてはいかがでしょうか。
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