遂に日本語版“バットマン アーカム・シティ”のリリースが発表され、コトブキヤ製フィギュアを同梱したコレクターズ・エディションが早くも入手困難な状況となっている「Batman: Arkham City」ですが、今作には各種プレオーダー特典として多くのバットマンスキンが用意されており、Batman: The Animated SeriesやBatman: Earth Oneを始め、中の人が違うビヨンドまで登場する状況となっています。
そんな中、IGNがBatman: Arkham Cityに登場して欲しい!とばかりに新たなバットマンスキンの候補をまとめ発表しました。今回はこのチョイスが実に素晴らしく愉快なものだったので、既に登場済みスキンの元ネタと共にご紹介します。
フランク・ミラーとニール・アダムスのバットマンは登場しているのに、シリーズを生んだ立役者であるボブ・ケイン版のバットマンが居ないのはよろしくありません。
くるっと巻いたマントに引き締まった細めの体格、尖り曲がったコウモリの耳はゲームに十分な外観を提示します。
それが駄目なら金属のフェイスプレートを装着し、オールドスクールなゴーグルを装備したThree Ghosts of BatmanもArkham Cityには相応しいかもしれません。
50~60年代はバットマンにとって無意味にコスチュームのバリエーションが多い時期であると同時に、初代ロビン“ディック・グレイソン”がサイドキックとして定着した時期にあたります。
この表紙では「バットマン、昨日は緑のコスチュームだったのになんで今日は赤なんだよ?」「私はなロビン、私は……毎日違う色のコスチュームを着なくちゃあならないんだ!」と2人が頭のおかしい会話を交わしており、当時の愉快なコミックの様子を窺わせています。もはや只の変態。
このバットマンはかつてバットマン(本物)がバットプレーンで飛行中に突然迷い込んだ惑星“Zur-En-Arrh”で活躍するバットマン(ややこしい……)です。もしや星の数だけバットマンが……とつっこみどころ満載の設定ですが、近年Grant Morrison版のコミックで実はZur-En-Arrh星のバットマンがブルースの心の奥深くに封じ込められた人格の1つだったと回収されました。もう格好いいのか悪いのか判らないど迫力のカラーリングが魅力。
クリスチャン・ベール的なバットマンが幅を効かし、かつての変態タイツ性が世界的に薄まっている昨今ですが、1966年の映画版バットマンに主演し、同年からスタートしたTV版バットマンも演じたアダム・ウェストが登場すれば、今も皆の心の中に住まう昔懐かしいバットマンにスポットを当てることが可能ではないでしょうか。
戦えなそう……。
ティム・バートン監督による映画“バットマン”(1989年)と“バットマン・リターンズ”がバットマンの原風景という方も国内には多いのではないでしょうか。
生ゴムマニアか!と見紛う様な黒々しいバットマンは意外と異端でもあり、後のハードなバットマンへのターニングポイントとも言えるコスチュームと言えます。
前作Arkham Asylumではアーマードバットマンが登場しているので、新たな重装備バットスーツとしてBatman: Sword of Azraelに登場した主人公ジャン・ポール・ヴァレーのバットマンが登場したって良いかと思います。なおジャンはブルースがBatman: Arkham Cityにも登場するベインに重傷を負わせられ、治療に専念している間にバットマンを務めた人物でもあり、Azraelスーツでベインとゲーム内で対峙するのもまた一興ではないでしょうか。
この見慣れないバットマンはスーパーマンのコミックに登場するロシアのバットマンで、共産主義政府と戦う自由の戦士(テロリスト)として登場しています。なお一応普通の人間であるBatmankoffですが、コミックではスーパーマンをグーで殴り倒す程強い(※ 寒いのでヒートビジョンが出ない)のもポイントです。
このバットマンは近年グリーンランタンへの出張が目立つSinestro Corps版のバットマンで、イメージでは判りづらいものの黄色と黒の鮮やかな素敵デザインのコスチュームとなっています。
Batman: Arkham City本編にはティモシー・ドレイクが3代目ロビンとして登場していますが、元祖ロビンのディック・グレイソンについては全く触れられていません。ということで、2009年に仮死状態となったブルースからコスチュームを引き継いでゴッサムシティを守るちょっと細身のディック・グレイソン版バットマンにもスポットを当てるべきでは無いでしょうか。
という事でご紹介した出たらいいなーバットマンコスチューム、今後更なる追加スキンが登場するか、動向に注目!です。
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