先ほどオーストラリアの小売店“Game”がTESシリーズの小説2冊を同梱した限定版「The Elder Scrolls V: Skyrim」を発売することをご紹介しましたが、この小説“The Infernal City”と続編“Lord of Souls”にはOblivion終了から200年後のSkyrim地方を舞台にする“The Elder Scrolls V: Skyrim”開始までを繋ぐ物語が描かれており、世界背景の補足を担う重要な役割を持っています。
本日は9月27日の“Lord of Souls”リリースを前に続編の概要と共に、既に発売済みの“The Infernal City”、そしてThe Elder Scrolls V: Skyrimの発表から判明している空白の200年間に起こった出来事を現時点で明らかになっている範囲で一度整理したいと思います。
前作“The Infernal City”ではOblivionのエンディングから45年後のBlack Marsh地方に浮遊都市“Umbriel”が突如として出現、地上に暮らす人々をアンデッド化し動力としながらMorrowindに向けて移動し始めましたが(※ Red Mountainを目指していると思われる)、続編となる“Lord of Souls”も浮遊都市“Umbriel”を軸に、アンデッド達を率いるUmbrielの君主であるDunmerのVuhonとの戦いが描かれることになります。
Greg Keyes氏が手掛ける小説“Lord of Souls”は前作“The Infernal City”の直接的な続きを描いた作品で、前作に引き続いてSeptim朝崩壊後の新皇帝Titus Medeの息子であるAttrebus Mede王子と、皇帝直属のスパイ組織“Penitus Oculatus”に所属するColin、そしてBretonの少女Annaig達が主人公を務める物語となっています。
小説版の物語はThe Elder Scrolls V: SkyrimとTES正史に深く関わる内容とされており、この200年の間にはUmbrielの出現のみならず、Red Mountainの噴火やアルゴニアンのMorrowind征服など、かなり大きな事件が発生しています。
ということで、The Elder Scrolls V: Skyrimのリリース前に“The Infernal City”の発売とThe Elder Scrolls V: Skyrimの発表内容から明らかになっている第4の時代“Fourth Era”の流れについて判明している内容をまとめておきたいと思います。
UPDATE:9月28日9:40
※ Attrebus Mede王子に関する説明にSeptim朝の王子と記述していましたが、間違いがありましたので修正追記いたしました。ご指摘頂いた読者の方ありがとうございます。
以下、Oblivionの終了から「The Elder Scrolls V: Skyrim」の開始までの200年間に起こった出来事を現時点で判明している範囲でまとめたリストとなりますが、地名やエリア等に関する補足を上に掲載した図に記してありますので、リストと併せてご確認いただけるとより理解が深まるかと思います。
■ 4E(Fourth Era)元年:Oblivionの危機が終焉
- Martin SeptimとChampion of Cyrodiil(Oblivionの主人公)、そしてAkatoshのアバターがMehrunes Dagonを打ち破ることによってOblivionの危機が終焉を迎える。
- しかし、その後Septimの血統が潰え、Amulet of Kingsが破壊。Third Eraが終わり、皇帝不在のFourth Eraが始まる
- Elder CounciのHigh Chancellor Ocato(※ Oblivionにも登場)とBladesが秩序の維持を務める
- 地方領がそれぞれ帝国の影響力が弱まった状況を利用しはじめる
■ 4E ??:レッドマウンテンの噴火とVvardenfell島の壊滅
- Vivec神の不在により都市Vivec上空に浮遊するMinistry of Truthが不安定な状態に。
- Ministry of Truthを安定化させるためDunmerのVuhonとSulが死者の魂を閉じ込めたIngeniumを作成。これによりタムリエルとOblivion界のClavicus Vile領域の空間を繋ぎ止めていた。
- この空間を維持するIngeniumには膨大な量の魂が必要とされ、Vuhonが数人の生者の魂を利用。ここにSulの妻Ilzhevenの魂も含まれる。
- Sulが妻Ilzhevenの魂を救う戦いが発生、Ingeniumは撃破されたが不安定なMinistry of Truthの巨大な岩石が都市Vivecを直撃。
- このMinistry of Truth落下の衝撃によりレッドマウンテンが噴火、Morrowind地方の大規模な破壊と共にVvardenfell島が壊滅。
- このIngeniumの崩壊によってVuhonとSulはOblivion界へと投げ出される。
- 以前からOblivion界に封じ込められていたUmbraの魂が(※ 前作Oblivionに登場したSoul Trapエンチャント済みのアーティファクト“Umbra Sword”を所持していた人物、クエスト“Clavicus Vile”で登場)空間の裂け目が日々広がっていることに気付き、Ingenium崩壊に乗じて剣を人間界(Nirn)に放り投げる。Umbra Swordはレッドマウンテン噴火後のVvardenfellに出来たScathing湾へと刺さる。
■ 4E ??:帝国の崩壊
- Black Marshが帝国から独立、Elsweyrがこれに続き帝国の崩壊が始まる。
- 同じ頃にBosmerのThalmorが旧Aldmeri領(ValenwoodとSummerset Isleのエリア)を掌握
- Red Mountain噴火の後にアルゴニアンがMorrowindに侵入し征服
■ 4E ??
- Titus Medeが征服により新皇帝に就任(※ ノベライズの主人公Attrebus Mede王子の父親)
■ 4E 18
- Attrebus Mede王子が誕生
■ 4E 23
- Annaig Hoinart(Attrebus王子の仲間となるBretonの少女)が誕生
■ 4E 40
- Oblivion界へと放り出されたVuhonとSulをUmbraが捕獲、自身がNirnへと脱出する為にVuhonを利用し新しいIngeniumとして魂を動力に浮遊するUmbrielを2つ具現化。
- Oblivion界を脱出したUmbraとVuhonはScathing BayのUmbra Swordを取り戻し、不死の軍隊を率いてインペリアルシティのWhite Gold Towerを制圧する為にBlack Marshの沿岸に出現。Morrowindに向かって進行を開始する。
- Umbriel進行のさなかBlack Marshの街Lilmoth(Annaigの出身地)がUmbrielにより壊滅。
■ 4E 200
- SkyrimのHigh Kingが死去
- Skyrim地方にてNord達の内戦が開始
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