今年5月に“Darksidersはまだ死んでいない!”と宣言し、Nordic Gamesと具体的な対話を持っていることが報じられた、Vigilの元共同創設者で著名な人気コミックアーティスト“Joe Mad”として知られるJoe Madureira氏が、新たに元Vigilの開発者でCrytek USAのプリンシパルデザイナーを務めたRyan Stefanelli氏や数人の元Vigil/Crytek USAスタッフと共に新スタジオ「Airship Syndicate」を設立したことが報じられ、新作の開発に向けたプロジェクトを始動したことが明らかになりました。
(※ Joe Madureira氏はかつて、DeadpoolやSavage Wolverine、Uncanny X-Menといった人気作品を手掛け20年近くに渡ってマーベル・コミックで活躍したアーティストで、今年はマーベルの“Inhuman”シリーズに参加したほか、5月には代表作“Battle Chasers”の復帰にも意欲を示していた)
これはGame Informerが掲載したJoe Madureira氏とRyan Stefanelli氏のインタビューから判明したもので、2人の説明によると予てから両者の間では新スタジオの設立に向けたアイデアが存在していたものの、共に別のプロジェクトに拘束されていたことから、実現には至らず、その後マーベルの契約終了とCrytek USAの件が重なったことから、“今しかない”と“Airship Syndicate”の設立を決めたことが明かされています。
THQの倒産とCrytekによるスタジオ閉鎖とIP売却を経て新スタジオの社長に就任したRyan Stefanelli氏は、スタジオや開発者全員の状況を身近に確認できる20人以下の小規模な開発チームが理想的だと語っており、現在のビジネスが必ずしもパブリッシャーを経由する必要はないと述べ、スタジオが自ら作りたい作品を手掛けたいと強く感じていると今後の方向性を示唆しました。
また、スタジオがこれまでの経歴が示す通りキャラクターとストーリーに重きを置く作品を手掛けると語ったMadureira氏は、自ら豪語したDarksidersの復活にも言及しており、“Airship Syndicate”に所属する全ての開発者がDarksidersチームの主要メンバーだったと説明。現在も“Darksiders”IPを所有するNordicとの対話を進めているものの、現段階で具体的な計画には至っていないと明らかにしています。(※ 氏は愛する“Darksiders”の復活に向けた取り組みと可能性を捨てることはないともアピールしている)
余談ながら、今年8月には同じくVigilの創設者でCrytek USAのスタジオヘッドを務めたDavid Adams氏が新スタジオ“Gunfire Games”を設立し、同様に“Darksiders”復活の可能性を含めたNordic Gamesとの対話を進めていることが報じられており、スタジオの動向に注目を集める状況となっていおました。
THQの倒産を経てIPを買い受けた当のNordic Gamesも予てから復活に向けた取り組みと開発者の選定を慎重に進めていることを強調していた“Darksiders”シリーズですが、Joe Madの新スタジオ設立がフランチャイズの今後にどういった影響を与えるのか、復活が待たれる人気シリーズの動向に改めて大きな注目が集まるところです。
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