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先日、元シグノシスのスタッフが開発を手掛けると謳った“Wipeout”シリーズの精神的後継タイトル「Formula Fusion」のティザートレーラーが突如登場し、発表を行った耳慣れない新スタジオ“R8 Games”の出自等に注目が集まる状況となっていましたが、先ほどシリーズの象徴的なデザインを手掛けたイギリスの著名なデザイナー集団The Designers Republic（デザイナーズ・リパブリック）がR8 Gamesと共同で“Formula Fusion”の正式アナウンスを行い、PCとコンソール向けの新作として2016年の発売を予定していることが明らかになりました。

発表によると、“Formula Fusion”は次世代コンソールとPC向けの新作で、現在はプリプロ段階ながら、各種カスタマイズやトラック編集ツール、オンラインリーグを擁するマルチプレヤー、新モードの追加といった新要素の導入が挙げられており、2016年Q2のPC向け製品版リリースに先駆けて、2015年6月にはSteam Early Access版の発売を予定しているとのこと。（※ コンソール版はPC版に続いて発売予定）

シリーズ初期のデザインを手掛けフランチャイズの方向性を決定付けたものの、2002年のWipeout Fusion以降の作品には関与していなかったデザイナーズ・リパブリックですが、TDRのリーダーで世界的なデザイナーとして知られるイアン・アンダーソンは、オリジナルのメンバーが散り散りになった4作目以降のシリーズタイトルがマーケティングにリードされ、アイデアが劣化の一途を辿っていたと語り、来る新作“Formula Fusion”がかつての真価を取り戻す作品だと強調しています。

未だ“R8 Games”の出自については不明な点が多い“Formula Fusion”ですが、TDRがデザインを担当する真の精神的後継作品が本当に誕生するのか、具体的なディテールを含め今後の動向に改めて大きな注目が集まるところです。