先日、初の本格的なゲームプレイ映像をご紹介した独創的な都市運営サバイバルシム「Frostpunk」ですが、新たに11 bit studiosが公式Facebookを更新し、2017年内のリリースを予定していた本作の発売延期を報告。新たに2018年初頭のローンチを予定していることが明らかになりました。
報告によると、今回の延期はローンチ時に十分な品質の7言語対応(英語とドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語、ポーランド語)を実現するために決められたもので、このほか豪華なリテール限定版の計画を進めているとのこと。
■ 再掲:“Frostpunk”のディテール
- “Frostpunk”はPC向けのシングルプレイヤー作品で、2018年初頭に発売予定。開発はThis War of Mineを生んだポーランドの“11 bit studios”。“Frostpunk”の開発規模は、僅か12名だったThis War of Mineに対して60名規模にまで拡大している。
- “Frostpunk”は、極限状態におかれた人々に何ができるか、社会がいかに存続しどんな変化を見せるかといった問いに着目するサバイバル作品で、プレイヤーは蒸気を動力とする人類最後の都市を統べるリーダーとなり、都市と人類を存続させるべく社会を監視しつつ、資源を管理し、曖昧で困難な決定を下さなければならない。例えば、極限状態においては、モラルが生存を妨げる場合があり、ここには人間性と引き替えに強さを得て存続することが何を残すか、或いは文化とは何かといった議論が生じる。シニアライターのPawel Miechowski氏によると、11 bit studiosは“Frostpunk”のジャンルを社会サバイバルと呼び始めているとのこと。
- “Frostpunk”のサバイバルは、都市建築シムがベースとなっており、プレイヤーは周辺の氷を利用し動力となる蒸気を供給する都市の建築と拡張を図る。プレイヤーが構築可能な都市の一例がCGIトレーラーの最後に確認できる。
- “Frostpunk”は都市建築シム要素を持つが、都市に犯罪の問題が生じる場合に警察署を幾つか建築することで解決するような所謂SimCity的なアプローチは存在せず、何らかの犠牲を伴うような重大な結果をもたらす決断と取引を特色とする。11 bit studiosによると、プレイヤーが単純なタスクに直面するようなゲームは望んでいないとのこと。
- 11 bit studiosは、“Frostpunk”がプレイヤーの精神を引き裂くモラル選択をもたらすと説明しており、極限状態におけるサバイバル、アマゾンの探検や深い山中に墜落した飛行機事故の生存者達などを参考に挙げ、冷酷なサバイバルを描くことに尻込みはしないと強調している。
- “Frostpunk”のプレイ環境は都市の境界に制限されず、プレイヤーは新しいエリアを調査し、資源を発見するために未開の荒野へ調査グループを派遣することができる。
- コンソール版の対応も未決定ながら検討中。
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