ラビッツおめでとう!日本語版「ラビッツ・ゴー・ホーム」が本日いよいよ発売!

2009年11月26日 18:07 by katakori
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ラビッツ

これまであれやこれやとお届けしてきたラビッツ情報ですが、本日とうとう、とうとう国内でも「ラビッツ・ゴー・ホーム」が発売になりました。ラビッツおめでとう!これまでレイマンが主役を務めてきた同シリーズですが(国内とタイトルが若干違います)、今回からとうとうラビッツ達が主役に、めでたい!doope!のラビッツ記事もこれでなんと20件目、キリの良いところでリリースを迎えて縁起が良い!

ラビッツ

初の主役ゲット作品の内容は……ついにいたずらに飽きたラビッツ達、家に帰りたい、けどどこから来たのかよくわからない。なぜか、「よし!とりあえず月に帰ろう」と決めたラビッツ達。いや帰ってないそれ!というツッコミは置いといて、2匹のラビッツを操作してがらくたを買い物カートに集めて月へ届く塔を建てよう(原子力発電所の上に)!という事でストーリー性もこれまでに比べウェイトが高くなって、さてどうなるのか?!というアクションアドベンチャーゲームです。※ これは海外版のストーリーとなっており、諸般の事情からか日本語版の設定では月が故郷として書かれています。

どうもラビッツ達はレイマンの世界からやってきた事も忘れてしまった様子、いやそもそも世界が違うとかそういう発想すら無いのかも知れません……

ラビッツ
今作ではイラストからマンガテイスト、3Dに手書き風と沢山のラビッツ達が用意されました。

ゲームプレイは大きく分けて、塔を建てる為のがらくたを集めるアクションゲーム部分と、ラビッツを自在にカスタマイズして楽しめるエディットパートに分かれます。両方とも非常に丁寧につくられており、エディット部分などは単純な拡大や縮小といったツールまで一ひねり効いたデザインが施されており、非常に気持ちのよいカスタマイズが楽しめます。またプレーヤーの動きに対してラビッツが描きやすいように足や手を上げてくれたり、描いてる所を一生懸命目で追ったりする反応もゆるーい感じでモーションも豊かな事から、本当に生きているかのように思えてきます。

エディットで作られる子達は本当にバリエーション豊かでかなり柔軟なエディットが可能です。自分のお気に入りの子でそのままプレイできるアクションゲーム部分もバリエーション豊富な仕掛けやステージが用意されており、プレイ部分のボリュームもかなりの物。すでにリリースされた海外での評価は重量級のタイトルが多い中、なかなかの高評価でmetascoreは79、ユーザースコアは9.4をマークしています。

それもそのはず、日本では正直な所認知度の高いタイトルではありませんが、海外では初代レイマンから15年近く続く歴史も長い人気シリーズで、ラビッツを産んだデザイナーのMichel Ancel氏のお膝元フランスではゼルダとセールスで勝負できる程のメジャータイトルです。

ラビッツ

本作の魅力はなんといってもラビッツの破壊力の高い可愛さ!これにつきる!と言う事は間違いありませんが、そこはこれまでもずーっと記事にしてきた部分ですので、今回は少しだけ趣向を変えて、よりラビッツが可愛く思えてくる為の、本作におけるラビッツの魅力について前面に押し出されていない、コントラストの差を生み出している見えずらい部分について記しておこうと思います。

Vagabontuとラビッツの共演PV!

本作では音楽にロマミュージックのアーティストVagabontuが選ばれており、非常に愉快で楽しいゲームプレイをさらに楽しい物にしています。これまでもこの部分には少しだけ触れてきましたが、ロマというのはかつてはジプシー等(外名だけでも10種類以上)と呼ばれた北インドロマニ系の民族で、1000年近くにわたり母国を持たず放浪を続ける移動型の民族の事を指します。彼らは定住する場所を持たないままヨーロッパ全域からインド、トルコ、ロシアにまで生活圏がばらけており、近年に至るまでユダヤ人と並んで少数民族としての差別や迫害を受けてきました。

この歴史の中でロマの文化には色々な地方の特色が流れ込み、口伝で伝えられる文化や歌などが自在にまざりあって、非常に魅力的なロマ音楽が生まれる事になりました。これを元にフラメンコが生まれたり、かつてのリストやブラームスといった大家達にも大きな影響を与えています。Vagabontuの楽曲でも解るとおり歴史は深い物の新しい物を取り入れる事には非常に柔軟でラップやテクノ、ハウス系の音なども取り入れて非常にカオスな楽曲が今もなお多く生み出されています。そこには彼らロマ族の不幸な歴史や状況にも関わらず常に喜びや悲しみを大切にして、嬉しければ歌い踊り、そして悲しい時も歌い踊ってきたポジティブな民族性が見え隠れします。

ラビッツ

今回のラビッツ達は明らかにロマをモチーフに描かれており、今作の彼らの破格な可愛さや愛らしさは、実は帰る場所が無い、そしてかつて暮らしていた場所もどこだか忘れてしまった、だから歌い踊って騒ごうという拠り所のなさ、精神の寄る辺なさ、そういった”悲しさ”との対比による物です。

こういった視点から今回のラビッツのエンディングに至る過程をプレイすると、また違ったラビッツ達の姿が見えてくる事になります。そこで切なさを魅力に感じてしまった日には、さらに我が子の様にラビッツ達を可愛くなってきてカスタマイズに力が入る事まちがいなし!です。

まだ紹介していなかった新作映像、とりあえずBWAAAAAAGHH!!!言ってたら全部可愛い
ラビッツ
破壊力抜群のラビッツイラスト

ととにかく可愛いは正義!つるつるだけど一度もふってみたいラビッツ達が大活躍?するラビッツ・ゴー・ホームはいよいよ本日発売、対応プラットフォームはWiiとなっています。超大作続きの年末商戦ですが、ヘビーなゲームに疲れたらまっすぐ可愛いラビッツ達とBWAAAAAAGHH!!!と気分転換するのも素敵かもしれません。さらに今回はこれまでのラビッツ記事を以下に関連記事として全てリストアップしております。愛らしさに後ろ髪引かれた方は可愛い子沢山揃えてありますので、あれこれ見てみると新しい世界が開ける事間違い無しです!

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