Modern Warfare 2で大きな議論の的となったNo Russian、そして先日Electronic Artsの新作”Medal of Honor”で起こったタリバン騒動はイギリスの国防相まで登場し大きな騒ぎとなりました。一方Treyarchが開発を進めているCall of Dutyシリーズ最新作「Call of Duty: Black Ops」にNo Russian的な過激なモチーフが存在するのか、Treyarchからはまだ一切語られていませんが、どうやら”戦争の残忍さ”の表現を避ける様子は無さそうです。
Treyarchのコミュニティマネジャーを務めるお馴染みのJosh Olin氏がgamescom会場にてGamerzinesのインタビューに対して、Call of Duty: Black Opsが成熟したオーディエンスの為の物で、成熟したテーマを扱うゲームだと発言、そしてTreyarchが戦争の残酷さと不快感を表現する事に躊躇しないと語りました。
Josh Olin氏はプレイヤーを作品に没頭させる事において、真実とリアリズムを確かな物にする事は重要だと述べ、プレイヤーに対する怒りや正義感、或いは悲しみを刺激する事で得られるエモーショナルなレスポンスは全てCall of Duty: Black Opsの物語を推進させ、作品の世界へより深くプレイヤーを没頭させる要素となると発言、それらを踏まえた上で、Treyarchが行う事に理由が無く不必要な要素が無い事を強調しました。
刺激的な内容が何の為に作られ、何を描こうとし、そしてそれがプレイヤーにどういった想起をさせる事になるのか、Medal of HonorとModern Warfare 2の件は対照的にこれを象徴した出来事だったと感じますが、魅力的な物語を構築している匂いが強く漂うTreyarchのCall of Duty: Black Opsがどのようなアプローチを見せる事になるのか、今後の動向に期待です!
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