先日ストーリードリブンなCo-opプレイを実現する”Anarchy”モードと、カットシーンを排除したシングルキャンペーンマップでスコアを争う”Echo”モードの存在が明らかになって以降、続々と新情報や映像が登場しているEpicとPeople Can Flyが開発を進めている期待の新作「Bulletstorm」ですが、いよいよCliffy Bがインタビューに登場、新要素等について語りました。
北米のPlaystation.blogが行ったインタビューに登場したCliffy Bは、まずBulletstormのパブリックベータが行われるか未定である事を前置きした上で、最近になってオンラインマルチプレイのベータテストを行う事は多くの価値を持つ物だと理解する様になったと発言、今後ベータの登場の可能性が無い訳では無い事を強調しました。
Cliffy Bはマルチプレイベータの利点について、デベロッパにはよりソリッドな製品をもたらし、プレイヤーにはVIP感を与え、ゲームリリース前の小さな広告効果もあると述べ、かつてベータテストに乗り気では無かった自身が現在ではすっかりベータのメリットを理解している事をアピールしています。
本作に登場するマルチプレイモードの1つ”Anarchy”モードは4人Co-opプレイを楽しむ物で、仲間と共に敵のWaveを生き残るギアーズで言う所のHordoモード的な内容になっています。
しかし、この”Anarchy”モードはストーリーが用意された物になっており、本作の特徴でもあるスキルショットに加え、チームスキルショットの登場や、戦闘から得られるスキルポイント、そしてチームスキルショットの使用タイミングが勝利の鍵を握っている等、より戦略的なプレイが楽しめる印象を受けます。
この”Anarchy”モードについてCliffy Bは、Nazi Zombies的なサバイバルを必要とする物では無いと述べ、Bulletstormらしい爽快感を損なう物ではない事をアピールしています。(※ Nazi ZombiesはCall of DutyシリーズのBlack OpsやWorld at Warに搭載されたWave形式でサバイバルを競うゾンビモード)
Cllify BはGametrailersのインタビューにも登場、こちらではマルチプレイの映像をたっぷり交え、本作の大きな特徴である”スキルショット”について解説を行っています。
映像の中でCllify Bはスキルショット等を使用する事によって得られるスキルポイントについて言及、これを利用しゲーム開始前に登場するショップにて新しい武器や新しいスキルショットの購入なども行える事を説明しています。
また地形を利用したキルやグラップルビームの重要性などについても触れ、それが実際に良く判るゲームプレイも映像にしっかりと収められています。
Eurogamerのインタビューに登場したPeople Can Flyの創設者Adrian Chmielarz氏は、多くのプレイヤーがBulletstormを深く考える必要の無いおバカなゲームだと勘違いしている事に悩んでいると語り、これまで当サイトでもお伝えしてきた通り見た目のど派手さや、良い意味でCliffy Bの小学生成分をゲームに盛り込んだバカバカしさだけでは無く、戦略的で複雑なプレイを可能にするキャパシティも持ち合わせている事をアピールしました。
Chmielarz氏はこれまでE3や大きなゲームイベント等で実際にBulletstormに触れたプレイヤーのほとんどが本作への印象を底の浅い中毒的な物から、タイトなコントロールと洗練されたゲームプレイが備えられたゲームだと認識を改めたと語り、Bulletstormの真の姿を理解して貰う為に苦慮している事を明かしました。
Chmielarz氏はBulletstormが確かに爆発性の武器を擁し、クレイジーなゲームプレイを実現したタイトルである事を認め、しかし一旦プレイヤーがスキルショットやポイントを利用したアンロック要素など、本当のBulletstorm的なプレイ方法を望めば、良い意味での複雑さと魅力的な側面を見せ始めるとアピールしています。
1つの例としてChmielarz氏は一人の敵を100近い異なる方法でキルする事が出来、さらに一人の敵に複数のスキルショットの効果をスタックさせる事が出来ると述べ、バラエティ豊かな戦闘が楽しめる事を強調しました。
さらにAdrian Chmielarz氏は、E3とgamescomにて公開したストーリー部分に所謂スラングや刺激的な言葉を多く含まれていた事を指し、これがBulletstormの方向性を決定付けたと発言、実際にはストーリーも多くのゲーマー達が思っているよりもずっとシリアスで魅力的な”良い”物だと強調しました。
何度かのプレイテストを行った際、ここでもほとんどのプレイヤーがBulletstormのストーリーが多くのダイアログを持ち、キャラクター間の相関関係、プロットに用意されたサプライズと”ひねり”、予想外のイベントやブロックバスタータイトルとしての驚きに満ちた経験を持ち合わせているとは想像していなかったとの反応が得られた事を紹介しています。
実際の所、Chmielarz氏の語った内容の真偽は今後の続報やレビュー等を待つ必要がある訳ですが、これが本当であればCliffy B的要素の1つであるバカバカしくも最高に格好良いゲームプレイと、深いゲーム性や物語性が融合する素敵なタイトルが登場する事になる訳で、今後の続報がますます楽しみになったと言わざるを得ません。
EpicとPeople Can Flyが開発を進めているBulletstorm、リリースは北米2月22日、ヨーロッパでは2月25日、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。
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