昨年末にお知らせしたハードカバーのアートブックリリースなど、幾つかの新情報が登場していたものの、昨年9月のトレーラー公開以来ほとんどゲームに関する具体的な情報が登場していなかったAmerican McGeeファン待望のアリス続編「Alice: Madness Returns」ですが、先ほどmsnbcにAmerican McGee氏への質疑応答が掲載、併せて新トレーラーと新スクリーンショットが登場しました。
新トレーラーにはアリスや帽子屋を始め、禍々しさ全開の邪悪なキャラクター達が登場、はなっからろくな事にならない不吉な予感に満ちた素晴らしい映像に仕上がっています。また、タイトルロゴも刷新され、ヴォーパルソードが印象的にレイアウトされています。パーフェクト!
さらに新しく登場したスクリーンショットにはトランプが足場となる新ステージと思われるレベルや、トランプ柄のキュートなアリスの新衣装も登場、衣装の違いが何かゲーム的な要素を持ち合わせているのか、その辺りも気になるところです。
また、American McGee氏への質疑応答では、本作が前作から11年後を描いた正当な続編であり、再び鏡の国に引き戻され家族の死の真相を探るというディテールが改めて説明、続けてAlice: Madness Returns開発のアプローチについて、新たに以下の様な言及がなされました。
■ リアリズムへのアプローチを持つ空想的な物語について問われたMcGee氏の回答
私たちは多くの場合空想的なタイトルを手掛けています。しかしキャラクターとしてのアリスは常に実在の人物であると想定していて、彼女が対処している問題は常に実際の世界の問題であると考えています。
その問題は、彼女がワンダーランドでさらされた空想的な体験に匹敵し、そこで得た想像力と経験を彼女が現実に活かせる類の物で無ければならず、このリアリズムへのフォーカスは私たちが真剣に受け止めている”何か”です。
■ ビデオゲームは芸術であると思うかとの問いに答えたMcGee氏
全く持ってその通りで、ゲーミングはアート自身であり、アートたり得る物です。私は人々がゲームをそういう物として認識するべきだと考えています。
また、同時にアートの様な限界もあります。街角でがらくたをアートと呼ぶような……それはそれでいいでしょう、しかし、実際には異なる本質がアートには存在します。
彼らが示した物がアートの1カテゴリに属するかどうかの決定はクリエーターの責任です。彼らがアートと呼ばれるべきだと考えている物に対して、いくらかの人々は明確に興味を持ちません。
Spicy Horseが作成するゲームのビジュアルには独特のアートが存在します。そして物語を描く中で、私たちはそれを表現する事に躊躇する事はありません。
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