9月1日に「L.A. Noire」の開発を手掛けた“Team Bondi”がオーストラリア証券投資委員会(※ ASIC)に破産手続きの委任状を提出し、財産管理の状態に入ったことをお伝えしましたが、昨日10月5日にTeam Bondi解散の手続きを担当する清算人が決定したことがASICへの文書リストから判明、遂に正式なスタジオ閉鎖に向けて残った資産や借越しの整理が進められることが明らかになりました。
また、10月5日には清算人決定を記した採用通知と共に、職員の辞職通知と管理者の免職を記した書類、そしてスタジオを閉鎖させるための特別決議を記した書類が同様に提出されていることがASICの文書リストに記載されています。
なお、以前にお知らせした通り、既にIPやアセットはオーストラリアの映画会社KMMに売却されており、多くのTeam BondiスタッフもKMMへと移籍し、傘下のDr D Studioにて映画“ハッピーフィート 2”の制作サポートに携わっていることが報じられています。
また、スタジオを率いたBrendan McNamara氏は来月ロンドンで開催されるBAF Gameカンファレンスに登壇し、ゲームに人間性をもたらす手法とMotionScanの開発と統合に関するパネルを行うことが明らかになっており、改めて偉業を成し遂げた氏の今後と現状が判明するのではないかと見られています。
先日はPopular Mechanics誌が選ぶ“2011年最も革新的なプロダクト10選”にも選出されたL.A. Noireですが、複雑な経緯を経て至った今回の本当に残念な結末はビデオゲーム産業における大きな損失だと言えるのではないでしょうか。なお、11月のリリースが予定されているPC版L.A. NoireはRockstar Leedsが移植作業を担当しています。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。