昨今台頭著しいビデオゲーム開発に関する教育面でのテコ入れが盛んなアメリカですが、先日ESAがアメリカ国内の大学におけるビデオゲーム開発関連コースに関する最新のレポートを発表し、ビデオゲーム開発に関する学位が得られる大学が遂に50州全てに存在する状況となったことが明らかになりました。
2009年10月にご紹介したESAの報告では254の教育機関がゲームコースを設けていたことが判明していましたが、今回の調査では既に381の大学や職業学校がデザインやプログラミング、開発など各種学位が得られるコースを設けているとのこと。
州の内分けにおいては、以前から数/質ともに突出していたカリフォルニア州がさらに勢いを増し70機関と最も多く、税法によるサポートも含むスタジオ誘致にも熱心なテキサス州が24機関と後を追う状況となっている様子が窺えます。
現在のアメリカにおけるビデオゲーム開発教育分野の著名な存在としては、修士号課程も存在するマサチューセッツ工科大学や、2種の修士号(MS/MFA)が存在するワシントンのDigiPen、心理学やユーザビリティを含むデザイン面に強い南カリフォルニア大学、メディア向けの“批評”に関する修士課程が設けられるニューヨーク大学などが存在しています。
こういった状況は、国内で例えて言うと東大/京大を出てビデオゲーム開発に臨むような類の人材育成の本格化と体系化と共に、教育機会のボトムアップが両端から進行している様子を示しており、アメリカ国内におけるビデオゲーム開発ビジネスへの期待値と重要性の拡大ぶりが窺える興味深い台頭だと言えそうです。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。