先日から謎のカウントダウンが続き“Dungeon Siege 4”か“The Wheel of Time”か、それとも“Planescape: Torment”新作か?と注目を集めていたObsidian Entertainmentの新プロジェクトですが、本日遂にカウントダウンを終え、ページのコメント文に隠されていた“Eternity”の文字を冠した「Project Eternity」が発表されました。
“Project Eternity”は、Planescape: Tormentや2作目以降のFalloutシリーズでお馴染みChris Avellone氏と、Fallout: New VegasやIcewind Daleシリーズを率いたJosh Sawyer氏、そして2011年10月にObsidian入りした初代Falloutのデザイナーとプロデューサー、そしてリードプログラマーを務めたTimothy Cain氏の3人が黄金時代のBlack Isleタイトルを彷彿とさせる古典的な完全新作RPGに取り組むもので、彼らは今回の企画のゴールが“Baldur’s Gateの戦闘と探索、Icewind Daleのダンジョン探検、そしてPlanescape: Tormentの強力な物語を融合させたRPGタイトルを作る”ことだと挙げており、ある種のファンにとってはまるで夢を見ているかのようなドリームプロジェクトだと言えます。
また、今作は以前からChris Avellone氏が興味を示していた“Kickstarter”での資金調達をベースに開発が進められるタイトルで、既に110万ドルを目標にしたKickstarterページがオープン。開始から僅か数時間の内に14000人を超えるファンが資金を提供し、早くも60万ドルを突破する凄まじい勢いを記録しています。
本作のリリースは2014年春の予定で、対応プラットフォームはPCとなっており、Kickstarterページでは25ドルから1万ドルまで数種類用意された各種特典の説明に加え、前述の3人とObsidianのスタッフ達が登場する本プロジェクトの紹介映像が公開されています。
また、大手情報サイトのインタビューなどから本作のディテールに関する以下の様な情報が明らかになっています。
- 戦闘はBaldur’s Gate 2と同様のスタイルを追求。Baldur’s Gateの戦闘システムに選択の幅と深さを加えていく方向で改善を図る。
- ゲーム世界は完全なオリジナルで、世界観や種族の創造をJosh Sawyer氏がリードしている。
- 本作は“魂”に関するゲームで、物語と世界はキャラクターの魂と結びつけられた魔法と力のまわりで構成され、プレイヤーの魂と仲間達の魂は“特別”な存在として描かれる。プレイヤーが作成したキャラクターの魂や成長は今後リリースされる続編にも受け継がれる。
- Infinity Engineとは別のアイソメトリックなエンジンを採用。
- Kickstarter企画が成功した場合、この新作はフランチャイズ化される。
数在るBlack Isle分派の中でもほぼ本家と言っても過言ではない面子が揃うObsidianは、これまで外部IPに絡むタイトルばかりを手掛けていましたが、(それに纏わる複雑な経緯も含め)彼ら自身が予てから望んでいた“Obsidian自身が権利を保有する新フランチャイズ”の誕生はもはや間違いない状況となっており、今後はこの資金調達がどこまで膨らみ計画が拡張されることになるか、そのポテンシャルに大きな注目が集まることとなりそうです。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。