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2008年にリリースされた前作“Far Cry 2”から著しい改善と進化を遂げ、大きな注目を集めるUbisoftの人気シリーズ最新作「Far Cry 3」ですが、先日メディア向けに開催されたプレビューイベントの情報が昨晩解禁され、未公開シーンをたっぷり収録した新しいプレイ映像と多くの新情報が登場しました。

■ プレビュー解禁から判明した新情報まとめ

• 海賊勢力のリーダーVaasの狂いっぷりと存在感はスコセッシの傑作“グッドフェローズ”に登場したジョー・ペシ級で、実に情緒的で表情たっぷりにプレイヤーを不安にさせる。
• 主人公Jason Brodyは島の先住民族であるRakyat族から海賊勢力によって奪いさられた拠点の復興を託される。
• テロリスト達に奪われたRakyatの拠点を開放することにより得られる経験値を用い、新しい能力やアクションが習得出来る。取得した力はJasonの腕にタトゥーとして刻み込まれる。
• 習得可能な能力/アクションには、スライディングや敵を後方から静かに無力化させる能力などが確認された。
• Far Cry 2に見られた動的な炎のエフェクトは今作にも残されており、茂みで燃え広がる炎が見られる。
• 島で採取出来る各種植物は回復や治療薬に使用されるだけでなく、能力を向上させる薬の材料としても利用可能。
• これらの薬には水中の行動時間延長や、動物の足跡追跡、治療薬などが存在し、レシピを取得することで利用可能となる。
• ゲーム開始時に所持可能な銃は1丁だが、動物を狩って皮を剥ぎホルスターを自作することで4丁まで増やすことが可能。その他弾丸用のポーチ、グレネード用のポケット、より大きなリュックサックなどを作ることが出来る。
• 島に登場する多様な動物達には幾つかの生態系らしきシステムが実装されており、ヤギは水牛と共に草を食べ、サメは魚を追い、草原を移動する動物対して盲目的に噛みつく蛇などが確認された。
• 前作で不評だったマラリアの要素は排除された。
• 武器が故障する要素も同様に削除された。
• Xbox 360版のプレイではエンジンの最適化が足りていない様子で（Ubisoftは今回のビルドが最適化前だと説明している）、クラッシュやシェーダーエフェクトの不具合、アンチエイリアスの不足、スピードの速い移動（グライダーやジップラインなど）ではLoDオブジェクトのポップインなどが目立った。
• なお、Xbox 360版には十分なクオリティのブルーム、SSAO、光のシャフト表現などの実装が確認された。
• Far Cry 3のスクリプトシーケンスは驚くような視覚的インパクトを実現している。
• 今作が利用している最新のDunia Engine 2には美しいGI表現と、デイサイクルを含む動的な気象システムが実装されている。