現在、Falloutシリーズの前身である名作RPGの続編“Wasteland 2”の開発を進めているinXile Entertainmentですが、昨日新たにRock, Paper, Shotgunがお馴染みBrian Fargo氏のインタビューを掲載し、inXileがなんと「Planescape: Torment」の精神的な後継作品となる新作の開発に着手したことが明らかになりました。
これは、かつてTSRでPlanescapeを含む数多くのD&Dモジュールを手掛けたテーブルトークRPGの著名なデザイナーMonte Cook氏がPlanescapeの後継的なTRPGとして制作を進めている待望の新作“Numenera”(※ Kickstarterで50万ドルの資金調達に成功している)をコンピューターゲーム化したもので、D&Dライセンスを利用しないオリジナルルールの作品となっています。
この新作開発には“Numenera”をコンピューターゲームに適用させるためにMonte Cook氏自ら参加することが判明しており、現在inXile内で基礎となるストーリーのアウトラインやデザインスケッチ、主要なキャラクターやコンセプトの調査などが進められているとのこと。
Brian Fargo氏はこの新たなプリプロがWasteland 2開発に影響を与えていないことを前置きした上で、既にWasteland 2での作業を終えた多くのライターやコンセプトアーティストが“Numenera”ベースの計画に移動していることを明らかにしています。
現段階の“Wasteland 2”開発チームにはお馴染みChris Avellone氏を始め、TSRでMonte Cook氏と共にPlanescapeモジュールを手掛け、その後Black IsleでPlanescape: Tormentのデザイナーとライターを務めたColin McComb氏の参加が判明していますが、今回のインタビューから新たにD&D Planescapeのアーティストを務めたDana Knutson氏にライターRay Vallese氏、元Black IsleのデザイナーAdam Heine氏、さらにShattered Galaxyを手掛けたObsidianのKevin Saunders氏の参加も判明。来る“Planescape: Torment”の後継作品登場にあたって“これ以上”はない豪華な布陣が整いつつあるとも言え、今後の続報や進捗に改めて注目が集まるところです。
なお、Monte Cook氏が現在製作を進めている“Numenera”は、高い技術力を持った人類の文明が完全に滅びさった後、10億年が過ぎた未来で中世レベルの文明と技術を取り戻した人類の世界をベースに描くファンタジー作品で、10億年を経てなお稼動する古代技術(通信手段や学習ツール、輸送システム、防御システム、武器)と中世ファンタジーが溶け合ったユニークな世界観が魅力的なPlanescape度の高い内容となっています。
本格的なゲーム開発はまだ先になりそうなinXileの新作ですが、Brian Fargo氏は以前から示唆していた通り、この新作もKickstarterを利用した資金調達を通じて開発を進めていく旨を強調しており、プロモーション開始時には改めてハードコアゲーマーの耳目を引く作品となることは間違いなさそうです。
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