昨年8月に開催されたGDC Europeで新作の存在が浮上し、今年3月にはUnreal Engine 4をライセンスしたヨーロッパ初の独立系スタジオとして未発表の次世代機向けAAAタイトルの開発を進めていることが発表されたドイツのデベロッパ「Yager Development」ですが、昨晩Edgeが本スタジオのインタビューを掲載し、来る新作がミリタリーシューターではなく、これまでと全く異なる新IPであることが明らかになりました。
また、今回のインタビューでは、これまでほとんどスポットが当てられなかったYagerの背景にも触れられており、スタジオが東西統一以前の東ドイツに存在した、クラックや著作権侵害を含むアンダーグラウンドシーンから誕生したといった興味深い出自も明らかになっています。
- YagerのマネージングディレクターTimo Ullmann氏は、5年間Spec Opsに取り組んだスタジオがミリタリーシュータージャンルに囚われることのないよう、これまでとは異なる作品を手掛ける時だと語り、新しいプラットフォームは新しいビジネスモデル、そしてDishonoredやDragon’s Dogmaといった新しい作品が登場している今が新IPに適していると発言。7年の及ぶ現世代コンソールのライフサイクルを経て、人々は新しいものを切望していると説明している。
- Yagerの設立者5人のうち4人が東西統一前の東ベルリン出身者であり、まだコンピューター自体が珍しかった東ベルリンでコンピュータークラブを結成した4人は、コモドール64用ゲームを違法に入手するため、クラックやプログラミングを学び始め、“Dytec”として知られるデモチーム“Dynamic Technologies”として活動していた。(※ DytecのデモはYoutubeで今も多く確認できる)
- ベルリンの壁が壊され東西が統一された89年、ボンバーマンに似たコモドール64向けの4人プレイゲームを開発し、西ドイツのパブリッシャーにこれを売り込んだ。西ドイツのパブリッシャーはタイトルを気に入り親切に対応してくれたものの、既に市場はPCとAmigaに移行しており、コモドール64向けのゲームはもう売らないんだと断られてしまった。4人はコモドール64が東ドイツで知っていた全てだったと説明している。
- 東西統一を経て4人は本格的にゲーム開発を学ぶためにフンボルト大学のコンピューター学科へと入学している。
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