今年9月中旬に、Games Workshopとの間に結ばれたライセンス契約の終了を理由にサービス停止がアナウンスされ、予定通り日本時間の12月19日午前8時にサーバの全機能が停止し、5年間の歴史に幕を閉じたMythicのMMO「Warhammer Online: Age of Reckoning」ですが、新たに本作のリードクライアントエンジニアを務めた元MythicのAndrew Meggs氏がWarhammer Onlineにクライアントのみで起動可能なシングルプレイヤーモードが存在していたことを挙げ、EAにこれを解放するよう懇請し注目を集めています。
これは、Andrew Meggs氏自身がMythic時代に長い時間を掛けて実装した開発ビルド用の機能で、これを有効にした場合、ログイン/キャラクター選択と全てのゲームプレイ/NPCが機能しない状態で、昼夜が変化し炎から煙が立ち上るゲーム世界のフライスルーとテレポートが可能になるというもの。
氏は、同じく本作のプロデューサーを務めたJosh Drescher氏が自身のBlogに投稿した“何百人もの開発者が作り上げたゲーム世界を2度と訪れることが出来ず、子供達にこれを見せることが出来ないのはMMORPG開発における残酷で悲しい現実の1つ”という見解を引用し、前述したオフライン機能を有効化出来ればかつて本作に関わった開発者や、熱心なファン達が再びゲーム世界を訪れ、かつての思い出に浸ることができるだけでなく、ビデオゲームの研究に役立つ1つの歴史としても有用だと強調しました。
また、氏はこの機能の有効化が今後のゲームに対するビジネス的な競合を生まず、製品版で無効化されたオフライン機能を有効化した実行ファイル以外に大規模なダウンロードも必要ないことを挙げ、EAにこれをリリースするよう願い求めています。
正直なところ、実現に期待するのは少々難しいようにも思える今回のオフライン版“Warhammer Online”ですが、次々と生まれては消えていく多くのMMO作品がサービスの終了と共にその存在ごと消え去ってしまうことは確かに大きな損失とも言え、今後EAとMythicがこれに反応を見せるか、続報に改めて注目が集まるところです。
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