音楽から映画、インタラクティブメディアまでカバーする大規模イベントSXSWが昨日開幕を迎え、ドラマや映画、アメコミ、ビデオゲーム等に関する大量の発表や情報が報じられる状況となっていますが、先ほど予定通りTelltaleとGearboxの面々が登壇したBorderlands新作「Tales from the Borderlands」のパネル“Two Sides to Every Story – Tales from the Borderlands Unveiled at SXSW”が実施され、初の具体的なディテールが遂に明らかになりました。
今回は、トレーラーにも登場していた2人の主人公FionaとRhysそれぞれの視点から出来事が描かれる一方で、語られる内容がいわゆる“ほら話”(Fish Tale/Big Fish)であることから、双方の視点に食い違いが生じるという非常に興味深い構造を特色とする本作の概要をまとめてご紹介します。
- 人気アドベンチャーThe Walking DeadやThe Wolf Among Usで知られるTelltaleが手掛ける「Tales from the Borderlands」は、エピソード形式のアドベンチャー作品として開発が進められている。
- 初代BorderlandsとBorderlands 2に描かれた惑星パンドラが舞台となり、Vault Hunterのような英雄の苦境ではなく、惑星に暮らす彼らほど冒険的ではない住民達にフォーカスする作品となる。
- 本作の主人公は、トレーラーにも登場していた身なりの良い女詐欺師“Fiona”と、サイバネティックな身体拡張を施したハイペリオン社の“Rhys”。プレイヤーは両方の主人公をプレイし、過去の出来事としてストーリーを振り返るナレーションと共にストーリーが進行する。
- しかし、このナレーションが語るのはいわゆる“ほら話”で、プレイヤーが両方の主人公をプレイするにつれて、同じ出来事の間に相違が生じはじめる構造となっている。TelltaleのKevin Bruner氏は、プレイヤーが本当に起こった出来事をプレイするわけではなく、実際の出来事を後から誇張して語る“ほら話”をプレイすることになると明言した。
- RhysとFionaは過酷なパンドラで生きる全ての人と同様に、徹頭徹尾生き抜くための“貪欲”さによって行動している。この欲望による駆動は、ゲームの雰囲気や他のTelltale作品と同じ選択ベースのゲームプレイに影響を与えている。ただし、本作における一部の選択は、最悪な選択の中から“まし”と思われる1つを選ぶThe Walking Deadに対して、欲望の希求という側面において非常に望ましい2つの候補から1つを選ぶという全く逆の構造となっている。
- また、作品の雰囲気はいわゆるBorderlandsらしいユーモアを踏襲しており、Kevin Bruner氏は重々しいThe Walking DeadやThe Wolf Among Usとは大きく異なり、むしろTelltale版Sam & Maxに近いと言う方が早いと説明した。
- ゲームプレイのフッテージは披露されず、具体的なゲームメカニクスについてもほとんど明かされなかったが、いわゆるTelltaleゲームの構造とThe Wolf Among Usのライトなアクション性を強化した作品となることが示唆された。なお、アクション性について語ったBruner氏は、The Walking DeadとThe Wolf Among Usを経てアクション性を強化したが、この程度ではBorderlandsゲームとは言えないと語り、派手さやアクション性を前2作より強化することを明らかにしている。
- 2人の主人公にはそれぞれ固有のスキルが用意されている。Fionaは催眠術、Rhysはロボットアームを用いたハッキングを得意とする。
- 本作のストーリーは“Borderlands 2”後を描く作品となり、前2作のキャラクター達も姿を見せる。
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