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近年のAmanita作品や素晴らしい作品に仕上がったBroken Age、Kentucky Route Zeroといった注目作の成功を経て、新たな潮流が感じられる状況となっているポイント＆クリック型のアドベンチャージャンルですが、新たにフロリダのプロダクション“mografi”が数年に渡って開発を進めている可愛らしい探偵もののアドベンチャー作品「Jenny LeClue」がKickstarterキャンペーンを開始し、優れたビジュアルや優れたモーションデザイン、物語の著者がキャラクターとして登場するメタ構造、非常に可愛らしい主人公の若い探偵Jenny LeClueなど、早くも只ならぬ気配を漂わせるクオリティが話題となっています。

6万5,000ドルの調達を目指す“Jenny LeClue”は、Arthurtonと呼ばれるのどかな田舎町を舞台に、母親に掛けられた殺人の容疑を晴らすべく奮闘する若い少女探偵“Jenny LeClue”の活躍と、調査に伴い浮かび上がる街の暗い秘密を描くアドベンチャータイトルで、トリロジー作品化を目標に掲げ、既に数年に渡る開発が進められているとのこと。

また、Kickstarterキャンペーンの開始に併せて公開されたプロモーション映像からも明らかな通り、本作には物語の作者“Arthur K Finkelstein”がフィクショナルなキャラクターとして登場しており、ナレーターとプレイヤーのガイド役を務めるだけでなく、作者とJennyが物語の流れを変えるためにプレイヤーが明示的に2人を助ける要素が存在するなど、ゲーム内でゲームとして展開されるJennyの物語/捜査レイヤーと、その物語を著す作者のレイヤー、これに関与するプレイヤーの存在を包括するメタナラティブな構造を特色とすることが判明しています。

なお、“Jenny LeClue”の対応プラットフォームはPCとMac、Linuxを予定しており、ローンチ後にiOSを含む新たなプラットフォーム展開やSteam、コンソール対応も検討されているとのこと。