今月上旬に、かつてFullbrightで傑作“Gone Home”のプログラマを務めたJohnnemann Nordhagen氏が開発を率いる新作「Where the Water Tastes Like Wine」の素敵なコンセプトアートと、そこから推察される背景をご紹介しましたが、新たにJohnnemann Nordhagen氏が新スタジオ“Dim Bulb Games”のニュースページを更新し、来る最新作の具体的な概要に加え、タイトルに影響を与えた文化や作品に関する興味深いディテールを明らかにしました。
- “Where the Water Tastes Like Wine”は、非現実的で空想的なアメリカの土地を舞台に、旅や探索、ストーリーを物語ることについて描くゲームで、世界を自由に探索しながら、ランドマークや都市を発見し、出会った他の旅人から彼らの物語を聞き、そしてプレイヤー自身のストーリーを物語る作品となる。
- 先日ご紹介した通り、“Where the Water Tastes Like Wine”のタイトルは、アメリカのフォークソングに歌われたモチーフから選ばれたもの。Johnnemann Nordhagen氏はアメリカの民族文化がブルースにも顕著なように、歌と物語を共有する一方で、他面的な側面を持ち異なる文化から構成されることを挙げている。
- 氏は本作に影響を与えた民族文化の要素として、ヨーロッパからやって来た入植者や、異国で労働を強いられた奴隷達、新天地に成功の機会を求めた労働者達、そしてネイティブアメリカンの存在。さらに、当時の困難な状況を表現した歌や物語、詩といった作品に加え、特にブルースや、旅を描いた作品に強い影響を受けたことを明らかにしている。
- また、Johnnemann Nordhagen氏は具体的な作品ジャンルとして旅の物語を描いた現代アメリカ文学を挙げ、古典とも言えるマーク・トウェインの“ハックルベリー・フィンの冒険”とジョン・スタインベックが著した“怒りの葡萄”、ジャック・ケルアックの代表作“路上”を紹介。こういった作品や前述したモチーフが持つ特有の感性を、来る新作“Where the Water Tastes Like Wine”に描きたいと説明している。
- なお、“Where the Water Tastes Like Wine”の開発はJohnnemann Nordhagen氏本人が進めており、アートワークをKellan Jett氏が担当しているとのこと。
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