2011年以降、事実上のスタジオ閉鎖とVostok Gamesの設立、その後幾つか登場する精神的後継を掲げたプロジェクトの始動、IPにまつわるあれこれなど、数年を経てなお騒がしい状況の中で劇的な復活をアナウンスした「GSC Gameworld」ですが、新たにスタジオのPRディレクターを務めるValentine Yeltyshev氏がPolygonのインタビューに応じ、CEO Sergei Grigorovich氏の現状とスタジオの内情、“S.T.A.L.K.E.R.”フランチャイズに絡む問題、次回作に関する幾つかの具体的な情報が判明しています。
- 今回のインタビューに応じたのは、Cossacks時代からスタジオの広報を率いてきたValentine Yeltyshev氏で、現在は“GSC Gameworld”のPRディレクターとして常勤でGSCの運営に携わっている。
- 2011年にスタジオの閉鎖を決定したCEO Sergei Grigorovich氏は、現在もスタジオの創設者兼CEOのポジションにあるが、スタジオに資金提供を行う一方で、氏は自身の生活を楽しみ日常的なスタジオの運営には関与していない。
- 現在は開発者、プロジェクトリーダーとして2000年からGSC Gameworldで活躍していたSergei Grigorovich氏の兄弟Evgeniy Grigorovich氏が次回作のプロデューサーとSergei氏の役割を兼任している。
- Evgeniy Grigorovich氏をはじめ、数人の主要メンバーが現在もGSCに在籍している。
- Vostok GamesとSurvariumについて言及したValentine Yeltyshev氏は、彼らがGSC時代よりも良い作品を生み出すとは思えなかったと語り、自身がゲーム業界から一時離れ、彼らに参加しなかったことがその証だと説明している。
- West Gamesが資金調達を進めている“STALKER: Apocalypse”について言及したValentine Yeltyshev氏は、彼らが“S.T.A.L.K.E.R.”を作るための専門知識も許可も持ち合わせていないと断言。West Gamesのコアメンバーが“S.T.A.L.K.E.R.”に基づくWebベースのFlash作品に携わっていた人材であることを改めて明らかにしている。
- また、Valentine Yeltyshev氏はWest Gamesの資金調達が詐欺的な取り組みであることを強調しており、今のところWest Gamesに対する興味は持ち合わせていないものの、実際にSTALKERゲームをリリースしようとする場合、訴訟を講じることに躊躇はないと警告している。(※ 余談ながら“STALKER: Apocalypse”の資金調達は、現在目標の60万ドルに対して約1万6,000ドルとなっている。また、West Gamesは思わぬトラブルで世界的な勘違い騒動を巻き起こしたセス・ローゲンの新作“ザ・インタビュー”の騒ぎに乗じて、“STALKER: Apocalypse”の舞台を崩壊後の北朝鮮に変更すると発表。Sonyがハッカーの要求に負けたことは危険な先例となったが、謂われのない議論とハッキングに巻き込まれている我々は彼らを恐れることはない、などと訳のわからないことを主張している)
- Polygonの報告によると、“GSC Gameworld”の次回作はまもなくアルファ入りを果たし、近くアナウンスが行われるとのこと。(※ こちらも余談ながら、12月末にVostokのJoe Mullin氏が“内部情報”として新作の存在に言及しており、GSCの次回作は人気RTSシリーズの最新作となる“Cossacks III”だと言及している。真偽の程は不明)
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