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ウィル・ライトが初代SimCityの発売を実現すべく設立した1987年以降、28年に渡って“SimCity”や“The Sims”シリーズでビデオゲーム文化を牽引した名門「Maxis」ですが、昨晩新生“SimCity”のリードゲームプレイスクリプターを務めたGuaillaume Pierre氏が“Maxis”の本部であるEmeryvilleスタジオの閉鎖を報告。その後多数のレイオフ報告が続くなか、EAが“Maxis”の歴史あるEmeryvilleスタジオを実際に閉鎖したことが明らかになりました。

既にEAがMaxis Emeryvilleスタジオの閉鎖を報告する声明を発表し、“Maxis”ブランドと主要IPの開発は今後も継続されることが強調されていますが、多くのゲーマーに愛され共に歩んだ“Maxis”として知られるスタジオが事実上消滅したことが判明しています。

Well it was a fun 12 years, but it's time to turn off the lights and put the key under the door. #RIPMaxisEmeryville

— Guillaume Pierre (@MaxisGuillaume) 2015, 3月 4

EAの報告によると、今後“Maxis”のIPはEAのRedwood ShoresとSalt Lake City、Helsinki、Melbourneスタジオに統合され、現行の“The Sims”と“SimCity”の開発とサポート、フランチャイズの新たな拡張は今後も継続されるほか、“The Sims 4”の開発にも強い影響を与えないとのこと。

なお、閉鎖に伴うレイオフの規模等については明かされておらず、EAは前述した声明にて影響を受けた従業員に対して、MaxisとEA全体を通じて新たなポジションを検討する機会を提示し、退社する開発者については可能な限りの移行を支援すると報告しており、MaxisのプロデューサーBarrie Tingle氏を含む小規模なチームが“SimCity”のサービスを継続すべくEA本社に移動したことが判明している一方で、Guaillaume Pierre氏は多くのスタッフが職を失ったことを示唆しており、今後の動向に注目が集まる状況となっています。

The small team tasked with keeping SimCity running(including myself) have all accepted positions to continue and develop SimCity at EAHQ.

— Barrie Tingle (@barrietingle) 2015, 3月 4