4月26日のお披露目が迫るなか、脳と脳の接続や四肢の機械化を含むオーグメンテーション技術が一般化し、社会問題にまで至る2065年までの歴史をリアルに描いたティザートレーラーが公開された「Call of Duty: Black Ops 3」ですが、今回の映像は先日からご紹介していた“Dr.Salim”のティザー映像や謎のTwitterアカウント“TheUnmarkedMan”のヘッダ画像、“Jaxiplanet”と名乗る人物が公開した音声データなど、ばらばらに存在していた全ての点を繋ぐ決定的な要素となっており、映像から浮上した企業や文言、“ブルーバード”の存在から、新たに大量の情報を記した謎のサイトが発見され、初代のファンには馴染み深い“NOVA 6”の存在まで確認される状況となっています。
という事で、今回はまず今後に繋がる全ての出発点として、ティザートレーラー“Ember”に収録された内容を整理し、情報量の多い映像に確認できる幾つかの気になるシーンとイメージをまとめてご紹介します。
ここでは、スポーツにおける身体能力の追求に加え、薬物の投与やステロイドの使用といった身体能力の拡張といった要素を示唆し、ロボット工学の一般化を描いている。
ヒトゲノム計画の始動を経て、2000年にホワイトハウスで発表されたゲノム情報のワーキングドラフト完成の報告が収録されている。映像にはホワイトハウスで発表を行った遺伝学者フランシス・コリンズ氏による発表が確認できる。
Google Glassに代表されるウェアラブル端末の実用化に伴う技術の統合や義肢による身体拡張の基盤となる技術の誕生を紹介している。
神の領域とも言える遺伝子の操作や治療にまで及んだ人類の技術に対する道徳的な懸念が描かれている。過剰に発達した技術や医療はある臨界点を超えたところでセクシャリティや宗教的な問題を生み出す。
このシーンでは、アメリカの連邦最高裁が身体拡張を施した人たちに対する差別が違憲であることを宣言しており、初期のオーグメンテーションが広く一般化していることを示している。
前述した米連邦最高裁の判決を経て、バスケットボールのプロリーグに身体拡張を施した選手の参加が遂に認められる。次はいよいよサッカーかとの報道も確認できる。
なお、このシーンには報道の内容と直接関係ないシンガポールのイメージが挿入されている。映像のシンガポールは荒廃した印象を受けるが詳細は不明。なお、以前ご紹介した解析情報にシンガポールを指す座標“1.3000 N, 103.8000 E”が発見されており、今回の映像に記された座標と一致している。
2028年に開催されるナイロビオリンピックの女子陸上においてアメリカのShannon Steavens選手が金メダルを獲得。遂にオーグメンテーション使用者の身体能力が生身の体を超える状況となる。
また、このシーンにはその後軌道上の衛星とフクロウ、青い鳥、以前にご紹介した解析情報に登場していたカイロのイメージが登場しており、2028年に何か大きな出来事が発生したことを示唆している。
なお、青い鳥“BLUEBIRD”は初代“Black Ops”にとっては馴染み深いMKウルトラ計画へと至るペーパークリップ作戦に端を発する前身のプロジェクトの1つであり、CIAが洗脳の研究を進めていたことが知られている。また、以前に進めていた初代“Black Ops”の暗号解析にもその名が登場していた。
ここでは、遂に人間の脳と脳の接続を可能にする初のネットワークが実用化され、思考の共有が可能となる。
この技術は来る最新作において重要な鍵を握る技術の1つだと考えられるが、このシーンには再び“115”の数字が登場しており、初代から続く何らかの暗躍がこの時代にも深い影を落としている様子が感じられる。
DNAのアップグレードや代替臓器といった贅沢な“プロダクト”によりバイオテック市場が大きな成長を果たし、Coalescence Corp.と呼ばれる企業の株価が高騰する様子が描かれている。
2055年には“Courtoptic Retinal Implant 2055”と呼ばれる眼球用のインプラントが新商品として登場し、発売に向けたプロモーションを展開している。
昨晩ご紹介した通り既に商品の公式サイトがオープンしており、ソースコードに何らかのパスワードを指すと思われる“pw: bluebird”の文言がコメントとして記されている。
インプラントやオーグメンテーションの過剰な進化からか、技術者や利用者、企業に対する世界的な抗議活動が活発化しており、各地で暴動が発生している様子や再び道徳的な是非を問う世相が確認できる。
ここでは、政府を告発する人物が登場し、アメリカ政府が現行商品の能力をはるかに凌駕する技術を実用化しており、兵士の治療技術を用い、文字通り人間を兵器に変えていると説明しているがアメリカ政府はこれを否定するコメントを発表している。
また、告発者は神経のコントロールや戦闘を目的とするオーグメンテーションの活用が現実に存在することを強調しており、映像にはサーマルセンサーに反応しない(冷たい機械の)四肢を持つ兵士の存在が確認できる。
という事で、一先ずティザートレーラーの映像に記された歴史の概要を簡単に整理しました。
今回の概要を踏まえ、次回の記事にて“BLUEBIRD”や以前から続いていた幾つかの仕込みに関する続報、“NOVA 6”の登場といったディテールをご紹介しますので続報をお待ちください。
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