昨日、1968年のアメリカ南部という特別な舞台が生む特異性とVitoの登場を含むプロットの背景をご紹介した期待の新作「Mafia III」ですが、本日Take-TwoがFY16Q1報告に併せて実施したカンファレンスコールにて、同社のCEO Strauss Zelnick氏が同じクライム系のオープンワールド作品として大きな成功を収めている“Grand Theft Auto V”との違いについて言及し、そもそも“Mafia III”と“Grand Theft Auto V”が互いに比較しうるようなタイトルではなく、全く異なる経験を提示する別の作品だと強調しました。
これは、会議の出席者から寄せられた両作品の類似性を巡る質問に対してStrauss Zelnick氏が答えたもので、いかなる点においてもこの2つを並べて比較したくないと語った氏は、gamescomにおける“Mafia III”のお披露目が素晴らしかったと評価し、この新作が1つの作品として単独で成り立っていると説明。
さらにStrauss Zelnick氏は、“Mafia III”を表すために“Grand Theft Auto V”と同じ文言を用いることはないと語り、同社の主要レーベルである“Rockstar Games”と“2K Games”がそもそも技術を共有する環境にないと明言。Take-TwoとRockstar、2Kが互いに同じ性質を持つ親和性の高い存在であることを挙げた氏は、技術を共有しない関係が同社の開発リソースを最大限に活用する最善の方法ではないとしつつも、(密接な協力関係は)2つのレーベルが独自に異なる経験を提示することに寄与する取り組みではないと強調しています。
経済破綻以降の停滞したアメリカの“金”を巡る現代的な犯罪や腐敗、精神の拠り所を描いた“Grand Theft Auto V”と、全ての価値感を根底から大きく揺るがした激動の時代と家族に対する希求を描く“Mafia III”は、そもそもの成り立ちやコンセプトから異なる作品であることは間違いなく、クライム系オープンワールド作品における2大フランチャイズを抱えるTake-Twoがこの2つをどうプロモーションするのか、作品の仕上がりと共にビジネス的な取り組みにも改めて注目が集まるところです。
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