先日、第1弾DLC“The White March Part I”が配信され、既に続編の計画も進行しているObsidianの新作RPG“Pillars of Eternity”ですが、予てから掲げてきた通り名実ともにInfinity Engine作品のモダンな精神的後継作品となったフランチャイズの動向に注目が集まるなか、今は亡きBlack Isleの血統を最も色濃く受け継ぐスタジオであるObsidian EntertainmentのJosh Sawyer氏がPCGamesNのインタビューに応じ、かつて自身が開発を率いていた人気シリーズ最新作「Baldur’s Gate III: The Black Hound」(2003年頃にキャンセル済み)と前2作、そして“Pillars of Eternity”の関係について幾つか興味深いディテールを明らかにしました。
馴染み深いソードコーストを離れ、フェイルーンの北部Dalelands地域を舞台とし、後にVan Buren(※ キャンセルされたBlack Isleの旧“Fallout 3”、一部の設定や要素はNew Vegasへと受け継がれた)が採用した新エンジン“Jefferson”を採用していた“Baldur’s Gate III: The Black Hound”ですが、当時の開発を手掛けていたJosh Sawyer氏によると、当初The Black Houndは“Baldur’s Gate”の続編として誕生した作品ではなかったものの、Interplayが所有していたライセンス絡みの問題から、新作に“Icewind Dale”か“Baldur’s Gate”の名称を使用する必要が生じたことから、“Baldur’s Gate III”として2002年にアナウンスされるに至ったとのこと。
さらにJosh Sawyer氏は、“The Black Hound”は前2作と同じAD&Dルールセットとフォーゴトン・レルム世界を舞台とするものの、ストーリー的な繋がりを持っていなかったことを明らかにしています。(※ BG3には前2作のキャラクターが全く登場しない一方で、Icewind DaleのMaralie FiddlebenderがNPCとして登場することが報じられた経緯があり、前述した経緯の跡が覗える。なお、BG3の主人公はラサンダーの尼僧で、ハーパーやゼンタリムの登場が判明していた)
Josh Sawyer氏は、結果的にキャンセルとなった“Baldur’s Gate III: The Black Hound”の一部が“Pillars of Eternity”へと受け継がれたことを明かし、プレイヤーが最初に訪れる街“Gilded Vale”の宿屋“The Black Hound Inn”(とペットのBlack Hound)がBG3にオマージュを捧げたものだったほか、ダイナミックな評判システムがBG3向けに考案されたものだったことを明言。一方で“Pillars of Eternity”のストーリーやキャラクターは全く新しいものであることをアピールしています。
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