キャンペーンの全ミッション解放を決定した背景や新難易度の概要など、「CoD: Black Ops III」のプレビュー情報ひとまとめ

2015年10月13日 22:38 by katakori
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「Call of Duty: Black Ops III」
プレビューの解禁に併せて公開されたCo-opキャンペーンの新スクリーンショット

本日、4人の悪党達が絶体絶命の状況下で運命的な出会いを果たすゾンビモード“Shadows of Evil”の新トレーラーが公開された「Call of Duty: Black Ops III」ですが、新たにEurogamerやIGN、GameSpotが本作のインタビューを含むプレビューを公開し、gamescomの開催時にアナウンス済みだった“最終ミッションを含むCo-opキャンペーンミッションのスタート時における全解放”(※ プレイヤーが望めば購入後の初プレイ時にいきなり最終ミッションをプレイすることも可能)を決定した背景や、PS3とXbox 360版のキャンペーン非搭載に関する見解、シリーズのコンセプト、新難易度“Realistic”の仕様、プレイヤーが任意に選択可能な初の女性主人公の登場といったトピックに関する興味深いディテールが明らかになっています。

  • 予め全てのミッションがアンロック済みのCo-opキャンペーンについて:gamescom開催時には、キャンペーンパートが4人Co-opを軸とすることから、進行度に伴うプレイヤー層の分断を避けるため、何れのミッションでも制限なくプレイ可能とした経緯が報じられたが、本作のゾンビモードとキャンペーンのディレクターJason Blundell氏がEurogamerのインタビューに応じ、“順にアンロックするレベルシステムは古い考え方だ”と説明。現在の消費者とゲームプレイヤーは十分に成熟しており、ただでさえ消費者の興味を引くコンテンツに溢れる現在において、ユーザーが自ら望む形でコンテンツを消費できるよう、その順番を彼らの選択に委ねることに何ら問題がないことを強調している。
  • また、Blundell氏は同様の事例としてNetflixにおける人気ドラマ“House of Cards”のシーズンエピソード同時配信を挙げ、最終回が全てではないと説明。物語のエンディングを単に経験することに対して、物語が構築される過程がこれを超える体験だと強調している。
  • さらに、Blundell氏はこういったシステムを採用せずとも、現在は発売から僅かな時間で最終レベルとエンディングの映像がアップロードされネットに溢れかえると述べ、これを回避するには、人気ドラマ“ブレイキング・バッド”の放送時と同じくTwitterやインターネットから切断するしか方法がないと説明。さらに、本作の最終レベルを見ただけで物語の大意は掴めないとして、シリーズのキャンペーンにおける魅力は(これまでと同様に)ストーリーに関する友人との会話や議論を促す物語の全体的な構造にあることを示唆している。
  • BeenoxとMercenary Technolgyが開発を手掛けるPS3とXbox 360版のキャンペーン非搭載について:Eurogamerのインタビューに応じたJason Blundell氏が本作のPS3/Xbox 360版が(シリーズで初めて)キャンペーンを搭載しなかった要因について言及し、自身が非搭載に至るActivisionの決定を促したと説明。前世代機版が妥協できる品質にほど遠い二流のキャンペーン経験を得て欲しくなかったと語り、当初からTreyarchが現世代機とPCにフォーカスし開発を進めてきた技術やビジョン、コンセプトが前世代機では到底再現できなかったことを明らかにしている。また、氏はBO3キャンペーンのレベル環境が何れも以前に存在したどのレベルよりも巨大で、長い描画距離を特色とすることを挙げている。
  • Black Opsシリーズのコンセプトについて:前作Black Ops IIが複数の結末を特色としたことや最新作との接続について言及したJason Blundell氏は、具体的な作品同士の関係については詳細を伏せた上で、本作の物語が(主人公の視点で語るものではなく)常に語られる類いのものであったことを挙げ、初代Black Opsはレズノフがメイソンの精神を損なわせる作品だったと説明。さらに、2作目はメネンデスが機械を損なわせる作品だったと語り、これらが壮大な1つの物語を形成したことを強調した氏は、Black Opsが常に人々の物語を描いてきたと説明。過去や将来までいかなる舞台でもBlack Opsの異なるストーリーを語ることが可能だと強調している。
  • さらに、Blundell氏は予てから多く質問が寄せられる第二次世界大戦が舞台となる新作の可能性について言及。かつて自身がWW2シューター開発(World at War)に携わった経緯を明かし、いずれ再びこれを手掛ける機会があるだろうと示唆した上で、今は戦時下における戦いや人々について語るべき何かを持つ必要があると発言。WW2作品は以前の取り組みから時間が経過したことから開始するようなものではなく、第二次世界大戦そのものが自身に助けを求めてくるような、そういった必然性を得ることが必要だと強調している。
  • 女性主人公の登場について:IGNのインタビューに応じ、シリーズ初となるプレイアブルな女性主人公の登場について語ったJason Blundell氏は、現世代機のパワーがこれを可能にしたと説明。前作BO2の開発時に女性キャラクターの導入を検討したものの、十分にカスタマイズ可能なプレイヤーキャラクターの実現に必要な開発期間やアセットが足りなかったことから最終的にカットされることが明白だったと明らかにしている。なお、今回のBlack Ops 3開発においては、十分なモーションキャプチャーやボイスオーバーを伴う女性キャラクターの十分なパーソナライゼーションが可能だと判断した経緯が明かされている。
  • Jason Blundell氏は、女性主人公の起用という点において興味深い事例として映画“エイリアン”を挙げ、当初エイリアンの脚本が男性主人公を想定し書かれたものの、その後シガニー・ウィーバーを起用した上で、脚本に手が加えられなかったことから彼女があのような強く自身に満ちたキャラクターとして誕生したと説明。TreyarchがBlack Ops 3に対してこれと同じアプローチを採用したと語り、男女の性別が選択できるCo-opキャンペーンに対してジェンダーに依拠しない脚本を書き上げ、俳優が台詞にその個性や性別を反映させる一方で、物語がどちらかの性別に偏らないことを強調している。
  • キャンペーンに導入される新難易度“Realistic”について:未確認の実績情報から浮上した新難易度“Realistic”について、Jason Blundell氏がXbox Achievementのインタビューに応じ、“Realistic”難易度の導入が事実だったことを確認。報告によると、“Realistic”はプレイヤーが1ポイントのライフ、つまり1発の銃弾で死亡する体力を持つ状態でプレイするもので、氏は“Realistic”がゲームのプレイ方法そのものを完全に変化させてしまうモードだと説明。“Realistic”難易度においてプレイヤーはグループで生き残る必要があることから、レベル環境そのものに対する見方が変わると語り、一旦銃撃戦が始まってしまえば1発の銃弾や近くで生じるグレネードの爆破により簡単に死亡することから、誰もが地面にひれ伏す結果となることを明らかにしている。また、本作のAIは自立した決断を下すよう完全に刷新されており、(広大且つ高さのあるレベル環境や4人のプレイヤーに対応すべく)以前よりもさらに多くのAIタイプが存在するとのこと。
「Call of Duty: Black Ops III」
「Call of Duty: Black Ops III」
「Call of Duty: Black Ops III」
情報元及びイメージ:Eurogamer, Eurogamer, IGN, IGN, GameSpot, XboxAchievements, Charlie INTEL

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