「Torment: Tides of Numenera」のプロジェクトを率いたKevin Saunders氏がinXileを退社、発売は2016年に延期

2015年11月2日 23:25 by katakori
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「Torment: Tides of Numenera」

先日、敵対勢力と対峙した際に生じる交渉や戦闘準備用の予備的なターンベースフェーズ“Crysis”システムのお披露目を含むアルファシステムテストのゲームプレイ映像がお披露目された“Planescape: Torment”の精神的後継作品「Torment: Tides of Numenera」ですが、inXileが週末にKickstarterページを更新し、これまでプロジェクトリードとして開発を率いたベテランKevin Saunders氏が同スタジオの退社を報告。2015年Q4の発売を予定していた本作の再延期を発表し、新たな発売スケジュールを2016年内に変更したことが明らかになりました。

自ら退職を報告したKevin Saunders氏は、ファンとチームに感謝の言葉を述べると共に、前述したアルファシステムテストを通じて多くの改善すべき要素と学習が得られたと語り、チームが今年が終わる前にはベータビルドのリリースを実現するだろうと予告したほか、多くの環境アートが完成しブラッシュアップが進められているほか、50万ワード規模のライティングと実装が終わったと報告。退社の理由や今後の活動に関する言及は避けたものの、後任のプロジェクトリードが“Wasteland 2”とDirector’s Cutのプロジェクトリードを務めたChris Keenan氏に決定したことが判明しています。

今のところ、新たな発売日が2016年のいつ頃となるか、具体的な時期は提示されていませんが、後任のChris Keenan氏もKevin Saunders氏と同じく年内のベータリリースを予告しており、来る新ビルドの登場に期待が掛かる状況となっています。

参考:“Crysis”システムの紹介を含むアルファテストビルドのゲームプレイ解説

“Torment: Tides of Numenera”は、名門Black Isleが生んだ傑作RPG“Planescape: Torment”の精神的な後継作品として開発が進められている新作で、TSRでオリジナルのPlanescapeモジュールを生んだデザイナーMonte Cook氏の新作TPRG“Numenera”の世界とルールをベースに、Brian Fargo氏をはじめ、Chris Avellone氏やColin McComb氏、Mark Morgan氏など、お馴染みのオリジナルメンバーが集結したドリームチームが開発を手掛けるタイトルとして大きな注目を集めていました。

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