本日、ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催されたアカデミー賞授賞式にて最多受賞も果たした“マッドマックス 怒りのデス・ロード”の快進撃が世界中で大きな話題となっていますが、新たに1999年頃にインフォグラムとオーストラリアの名門“Melbourne House”(※ Krome Studiosの前身にあたる)がPS2向けの新作として開発を進めていたキャンセルタイトル「Mad Max: Asylum」のインゲームフッテージが複数登場し話題となっています。
これは、当時“Melbourne House”がプロトタイプとして開発を進めていた“Mad Max: Asylum”を目にした仏インフォグラム(アタリの親会社“Atari S.A.”の前身、なお2013年に破産申請を行ったのはアメリカの“Atari Inc.”)の創設者Bruno Bonnell氏が惚れ込み、“Melbourne House”を買収してまでプリプロを進めていたもので、マックスが枯れ上がった砂漠に高さ1kmにも及ぶ海上石油プラットフォームを発見し、かつての妻と同じ名前を持つ少女を救ったマックスがプラットフォームの上層を目指す物語を想定していたとのこと。
“Mad Max: Asylum”ゲームは、“マッドマックス/サンダードーム”後のストーリーを描くもので、マックスが再びサンダードームを訪れるといったアイデアや、成長し新興グループのリーダーとなったマッドマックス2の“フェラル・キッド”の登場を予定していたほか、DethKarzやGP500の開発経験に基づく3Dレーシングの専門知識を活かしたカーチェイス要素を特色としていたことが判明しています。
こういった取り組みが進められる一方で、インフォグラムは“Mad Max”のライセンスを取得できておらず、もとよりライセンスビジネスに対する興味が薄いジョージ・ミラー監督から承諾を得るためのプロトタイプ開発と500ページにも及ぶデザインドキュメントの作成が進められ、実際にこれを目にしたジョージ・ミラー監督が僅かに興味を示したものの、当時既に“怒りのデス・ロード”のプリプロが始まっていたことに加え、ゲーム化を含むトランスメディアのアイデアが監督側に存在していたこともあり、最終的にライセンスの取得とプロジェクトの実現には至らなかったとのこと。
今回のフッテージは、当時Melbourne Houseで“Mad Max: Asylum”の計画を進めていたデザイナーCraig Duturbure氏が公開したもので、映像には少女と行動を共にするマックスや激しいカーチェイスシーン、敵と思われるキャラクターの存在が確認出来ます。
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