昨日、エクストリームな外観カスタマイズを可能にする第1弾DLC“Anarchy’s Children”の3月17日発売が正式にアナウンスされた「XCOM 2」ですが、本日多数の改善や新機能を含む待望の新パッチが配信され、設定の自動検知機能に伴う大幅なパフォーマンス向上を実現したことが明らかになりました。
なお、今回のパッチ導入にあたって、ユーザーMODを有効化している場合は、1度パッチ適用後のゲームを起動し、これを終了した上で、もう1度ゲームを起動しなおすことで有効化可能となっていますのでプレイ時には十分ご注意下さい。(※ パッチ適用後初回起動時のゲームロード時にMOD関連のアラートが表示されるため)
今回の新パッチは、予てから問題となっていたパフォーマンス問題の改善にフォーカスしたもので、新たに最適化されたオプション(メインメニュー > オプション > グラフィック)の“グラフィック設定を自動検知する”機能を手動で適用することで、少なくとも40fps前後のパフォーマンスが得られる設定に自動調整されますので、パッチ適用後はまず自動検知を行った上で、細かな調整を図るのが効率的だと言えそうです。
また、新たにジップモードと呼ばれる設定(オプション > ゲームプレイ)が追加され、移動やグレムリンのアニメーションなど、特定の要素が適度に高速化され効率的なゲームプレイが可能となっています。
このほか、今回のパッチには影解像度の調整やカメラの改善、SLI/Crossfire対応、キャラクターメッシュの最適化といったパフォーマンス改善に絡む変更が適用されているほか、模倣ビーコンの価格が75補給物資に増加され、カバーを適用しないよう変更されたほか、戦術の“裏稼業”の効果がさかのぼらないといったバランス調整が適用されています。
大量の改善と修正が遂に導入された“XCOM 2”ですが、Firaxis Gamesは今後も数ヶ月に渡って追加のアップデートとパッチ配信を予告しており、目前に迫るDLC配信と併せて今後の展開に大きな期待が掛かるところです。
■ パフォーマンス
- 「ジップ・モード」を追加しました。ジップ・モードを有効にすると一部のアニメーション(出撃やグレムリンの移動など)の再生スピードが大幅に速くなります。通常の移動のアニメーションの再生スピードもやや速くなります。
- カメラワークの演出時に、シャドーレンダリングによってパフォーマンスが低下していた問題を修正しました。
- NVIDIA SLI、AMD Crossfire に対応しました。
- デフォルトのプリセットから MSAA の項目を外し、グラフィック設定の自動検知が目標とする FPS を 30 から 40 に引き上げました。
- ライト・クリッピング・マネージャを改良しました。
- パーティクルのVertex バッファを再割り当てしました。
- アヴェンジャー内の影を最適化しました。
- 垂直同期のパフォーマンスを修正するため、トリプル・バッファリングを有効にしました。
- アヴェンジャー内のシャドー・ライトがフェードアウトするようになります。ミッション前後のシネマティック・ライトのうち、使用されていないものを無効化しました。
- アヴェンジャー内のキャラクター・ライトからの影の描画を無効化しました。
- 高品質に設定している時の影の解像度を 2048 から 1536 に引き下げました。
- アヴァター・ライフルのインパクト数を減らしました。
- カメラが建物の Visualizer を有効/無効にしたときに発生する遅延を修正しました。
- プロフィールのセーブを nextTick フローで処理するようになります。これにより同一フレームが複数回プロフィールのセーブを要求することを防ぎます。
- グラフィック設定を変更後、選択したプリセットによっては表示されるクルーの数に限度が設けられます。
- キャラクターの頭部のメッシュを最適化しました。
■ ゲームバランス
- 模倣ビーコンの調整:コストが 75 に引き上げられました。
- 模倣ビーコンは遮へい物を使用することができなくなり、敵の攻撃が必ず当たるようになります。
- 裏稼業から遡及効果が削除されます。
- 命中率 100% の攻撃を「かすり傷」で回避することができなくなります。攻撃を行なっているユニットが潜伏状態の場合、攻撃を受けるユニットは攻撃を回避することはできません。
■ ゲームプレイ
- 推奨の Steam コントローラ設定を追加し、対応できるアクションを増やしました。
- VIP ユニットが元いた地点がダメージを負ったときに、ユニットがダメージを受ける現象を修正しました。
- アクションが画面に表示される前に「昇進を獲得!」テキストが表示される現象を修正しました。
- 民間人がハシゴの前に移動し XCOM ユニットの進行を妨げる現象を修正しました。
- クラス、態度、小道具などのキャラクタープール項目がセーブされない現象を修正しました。
- 武器のランクが上がると名前やカスタマイズが保存されない現象を修正しました。
- 一部のスキャンタイマーがマイナスの時間を表示する現象を修正しました。
- 部隊全体に効果があるエンジニアリング部のアイテムを UI 内で判別できるようになりました。
- 地域と接触直後に中継器を建設した際、戦略モードのプロジェクトタイマーがリセットされる現象を修正しました。
- 初心者向けナレーションをオフにして初めてジオスケープに移動した際、目標地点が発生しない現象を修正しました。
- 一部ミッションにて敵ユニットがマップから落下し、ターン冒頭でハングする現象を修正しました。この状況下で作成されたオートセーブおよびアイアンマンモードのセーブデータも修正され、プレイを続行できるはずです。
- アクションカメラの障害を減らしました。
- AI のアビリティ中のカメラ視点の移動を減らしました。
- サイキック能力での攻撃で、カメラのデス演出が発生しない現象を修正しました。
- 「キルゾーン」が潜伏状態の影響を受けるようになります。
- 狙撃兵が AWC のアビリティ「常時警戒」の効果を受けない現象を修正しました。
- ユニット切り替えを行なっているとき、建物が省略表示されなくなります。
- プレイヤーの最後のアクション演出時に END/BACKSPACE キーを連打して AI のターンをスキップしてしまう現象を修正しました。
- 「ラピッドファイア」と「チェーンショット」の演出を最適化し、2 発目の攻撃がより早く実行されるようになります。
- 攻撃時の HUD 演出が、一度 HUD 演出が非表示になるアクションを実行すると消える現象を修正しました。
- 成功率が 100 を超えている攻撃のクリティカル率が低下する現象を修正しました。
- 「リターンショット」の攻撃後の遅延を最適化しました。
- AI の潜伏状態が解除された際に発生するハング時間を最適化しました。
- 待機アクションで発生するタイムアウト時間を最適化しました。
- ユニットの落下演出のタイムアウトを早めました。
- ジオスケープのセーブデータ説明の時間表記が、ゲーム時間(GMT)ではなく HQ 現在地の時間を使用するようになります。
- 特定の報復ミッション内のスポーン地点が無効だった現象を修正しました。
- 破壊された遮へい物が、敵への命中率を下げなくなります。
システム関連
- キャラクタープールを使い果たすまでキャラクタープールに保存されたキャラクターのみを使う設定が追加されました。
- 破損したセーブデータがメインメニューでのクラッシュを起こさないよう予防措置を実装しました。
- 戦略モードでゲームが一時停止する現象を修正しました。
- アーマーのカスタマイズが保存されない現象を修正しました。
■ グラフィック
- ユニットを選択すると、該当ユニットが一瞬光ってハイライトされるようになります。
■ マルチプレイ
- マルチプレイ:インターネットを介したプレイヤーとの接続速度が遅く、アクション、ターン、ゲーム終了画面の表示にラグが発生する現象を修正しました。
- マルチプレイにカメラ回転を追加しました。
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