今年1月中旬にDMA Design時代からスタジオを支え、Houser兄弟と共に“Grand Theft Auto”フランチャイズの成功に貢献した中心人物の一人Leslie Benzies元社長がRockstar Northを退社した話題をご紹介しましたが、昨日なんとLeslie Benzies元社長がRockstar North Ltd,とRockstar Games Inc.、Take-Two Interactive Software Inc.、そしてSam Houser氏とDan Houser氏を相手取り、未払いのロイヤリティ1億5,000万ドル(約163億円)の支払いを求める訴訟を起こし、“GTA Online”を含む「Grand Theft Auto V」の販売規模を含むディテールが大きな話題となっています。
これは、現地の2016年4月12日にLeslie Benzies元社長が弁護士事務所Locke Lord LLPを通じて、ニューヨーク州南部連邦地方裁判所に提出した訴状が受理されたもので、訴状には氏が解雇されたと主張する2016年9月以降の詳細な経緯や、ロイヤリティの算出に絡む作品の販売規模、Houser兄弟とLeslie Benzies氏の軋轢を示すメールの文面、Rockstarのビジネス的な計画等が記されているものの、既にRockstarとTake-Twoが反訴しており、Leslie Benzies元社長の重大な契約違反や管理能力の不足を指摘するなど、早くも泥沼の様相を呈する状況となっています。
Leslie Benzies氏が提出した裁判資料によると、“Grand Theft Auto Online”のマイクロトランザクション販売が少なくとも5億ドル以上の利益を生み、100%近い利幅を持つことに加え、“Grand Theft Auto V”本編の販売を含む作品単体の収益が既に30億ドル規模に達しているとのこと。
このほか、提出された資料には“Red Dead Redemption”リリース前から生じていた両者の軋轢とローンチ時の騒動に関する背景と経緯なども記されており、両者の主張が大きく異なる今回の裁判がどういった結果をもたらすか、今後の動向に改めて注目が集まるところです。
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