ライバル・プレイの同一ヒーロー選択禁止や広範囲なバランス調整など、「オーバーウォッチ」PTRの主な変更点まとめ

2016年7月13日 10:43 by katakori
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「Overwatch」

本日、新ヒーローとなるファラの母“アナ”の参戦が報じられ、PTR(公開テストサーバ)上でアナのテストがスタートしたPC版「Overwatch」(オーバーウォッチ)ですが、“アナ”の解禁に併せてPTR向けの新パッチが導入されており、“ライバル・プレイ”の仕様変更をはじめ、D.Vaやゼニヤッタ、ソルジャー76達を含む広範囲なヒーローのバランス調整に関する具体的なディテールが判明しています。(参考:パッチノート

という事で、今回はPTRに導入された新パッチの主な変更点をまとめてご紹介します。

参考:新ヒーロー“アナ”のゲームプレイトレーラー

2016年7月13日分PTRパッチ(1.1.0.0)の主な変更点

■ サポートヒーロー“アナ”の導入

  • 数年間戦いから退いていた“Overwatch”設立メンバーの1人“アナ”が新ヒーローとして登場。遠距離からのチーム支援を特色とする。
  • アナのアビリティは以下。
    • バイオティックライフル:味方を回復し、敵にダメージを与える長距離ライフル。長押しでズームイン。
    • スリープ・ダーツ:敵を眠らせる矢を発射する。
    • バイオティックグレネード:味方を回復し、敵にダメージを与えるグレネード。また、味方の回復能力を向上させ、敵の回復を阻止する効果を持つ。
    • ナノブースト(アルティメット):味方の移動速度とダメージ出力を向上させ、受けるダメージを低下させる。

■ ゲームプレイの変更点

  • オーバータイムが20秒以上続く場合、ヒューズの燃焼がさらに早まる。
  • オーバータイム中のリスポーン時間を2秒増加。

■ ライバル・プレイの変更点

  • ライバル・プレイのマッチは1チーム当たり各ヒーロー1人のみ選択可能となる(重複禁止)。
  • Jeff Kaplan氏によると、今回の変更は一部ヒーローの重複がゲームプレイ経験を損なう結果を生じさせていることによるもので、PTRの運用に問題がなければ、来るPCとPS4、Xbox One向けのパッチに導入されるとのこと。今のところこの制限の実装は決定しておらず、PTRのテストに問題があれば別の解決法が調査される予定となっている。

■ その他変更点

  • アナをAIヒーローとして“対AIトレーニング”、“プレイヤー対AI”、“カスタムゲーム”に追加。
  • ゼニヤッタの実績“不協和音”の取得タイミングを緩和。
  • プレイヤーが“Group Up”コミュニケーションを使用した際、ターゲットしたチームメイトに“I’m with you”と返答可能。
  • 2重のタイトルを防ぐよう5種のスプレー名を変更。

■ ヒーローのバランス調整

  • 自己ヒール系の能力がアルティメットをチャージするよう変更。これに伴い、一部ヒーローのアルティメットコストが調整された。
  • バスティオン:アルティメットを10%増加。
  • D.Va
    • ディフェンスマトリックス:クールダウンを10秒から1秒に減少させ、(レティクルの右に)新しいリソースメーターを追加。これに伴い、ディフェンスマトリックス展開中はこのメーターを消費し、使用していない際にリチャージする必要がある。
    • ディフェンスマトリックスのフルチャージには10秒かかり、フルチャージの状態でディフェンスマトリックスは最大4秒展開可能。
    • ディフェンスマトリックスに割り当てられたキーを保持するあいだ、有効化させることができる。PC版のデフォルト設定は右マウスに変更。また、ディフェンスマトリックス用のトグル機能がD.Vaのコントロールオプションに追加された。
    • 自爆(アルティメット):コストを15%減少させ、爆発のディレイを4秒から3秒に短縮。また、爆発がD.Vaにダメージを与えないよう変更。
  • ルシオ:アルティメット(サウンド・バリア)のコストを10%増加。
  • マクリー:より長い距離でフルダメージを与えるが、最大射程距離時のダメージはやや減少となる。Blizzardによると、これは前回の調整でNerfしすぎたことから導入された強化で、この変更に伴いソルジャー76に近い効果的な有効射程が増加し、ファラやハンゾーに対する新たな対処が可能になるとのこと。
  • マーシー
    • カドゥケウス・スタッフ:ダメージブーストの効果を30%から50%に増加。別のマーシーから付与されるブースト効果がスタックしないよう変更。
    • リザレクト(アルティメット):コストを30%増加。使用時に移動を妨げないよう変更。ガーディアンエンジェルは発動時に即リセットされる。
  • ロードホッグ:アルティメットのコストを45%増加。
  • ソルジャー76
    • ヘビー・パルスライフル:レティクルの拡大(射撃精度の低下)が短い遅延で回復するよう変更。(即時回復ではない)
    • タクティカルバイザー(アルティメット):コストを10%増加。
  • ゼニヤッタ
    • ベースシールドを50増加。(これに伴い、ヘルス50/シールド150の計200に調整)
    • 不和のオーブ、調和のオーブ:射出速度を30から120に増加。
    • 心頭滅却:発動時の移動速度を2倍に変更。1秒間当たりのヒール量を200から300に増加。
    • ※ シールドプールの増加に伴い、多くの状況で敵ヒーローとの直接対峙が可能となる。またオーブの変更がより素早い行動を可能にする。また、アルティメットはD.Vaやジャンクラット等の高ダメージアルティメットに対してより有効となる。

■ 主なUIアップデート

  • FoVやボリューム、マウスの感度など、オプションに幾つかのスライダーが追加された。
  • マウスの感度が0.01単位で調整可能となった。
  • 21:9のアスペクト比サポート。
  • 現在の時刻を表示する“システムクロックを表示”オプションを追加。

■ その他

  • ヒーローギャラリーの表示や楽曲の再生、ポーズの表示、キルカム等に関する細かなバグ修正。
  • 各種マップのスペクテーター用カメラコリジョンやプレイヤー向けのコリジョン、アンビエントライティングと影に関する問題、King’s Rowのペイロード等に関する修正を実装。
  • D.Vaがメックを召喚する際、まれにプレイヤーのコリジョンを無視する問題や、メイのアイス・ウォールとヒーローの変更に絡む問題、リーパーのシャドウ・ステップ、ラインハルトのバリア・フィールドに絡むスタック問題、ロードホッグの“チェイン・フック”バグ、ウィンストンのバリア・プロジェクターに絡む音量バグ等を修正。

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