最新のSHODANとCitadelを描いた「System Shock 3」のコンセプトアートが公開、新たな開発陣と幾つかのディテールも

2016年8月31日 12:44 by katakori
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「System Shock 3」
再び登場するCitadel Station

ウォーレン・スペクター氏を常勤のスタジオディレクターに迎え、新設したAustinスタジオが開発を担当することが判明したOtherSide Entertainmentの人気シリーズ最新作「System Shock 3」ですが、新たにOtherSideがAustinスタジオに関するプレスリリースを発行し、初代“Deus Ex”のリードライターを務めたSheldon Pacotti氏をはじめ、ウォーレン・スペクター氏とゆかりの深いドリームチームの新たな開発陣が明らかになりました。

また、Polygonがウォーレン・スペクター氏のインタビューに基づくプレビューを公開し、最新作に再び登場するSHODANとCitadel Stationのコンセプトアートや、プロットに関する幾つかの具体的なディテールが判明しています。

「System Shock 3」
生まれ変わった“SHODAN”の新たな外観

■ OtherSide EntertainmentのAustinスタジオに参加する新たな開発者達

  • Warren Spector(クリエイティブディレクター・スタジオマネジャー):Deus ExやThief、Ultima Underworld、System Shock、Epic Mickeyの父として知られる。
  • Sheldon Pacotti(デザインディレクター):初代Deus Exと続編Deus Ex: Invisible Warのリードライターを務めたベテラン。Auto AssaultやAmerica’s Armyの参加でも知られる。
  • Arturo Pulecio(アートディレクター):Lord of the Rings OnlineやDungeons and Dragons Online、Dark Age of Camelot、Warhammer Online、Wizard 101といった作品に加え、Epic Mickeyシリーズにも参加したベテランアーティスト。
  • Jason Hughes(技術ディレクター):Wing CommanderやStar Wars、Epic Mickeyシリーズで知られるベテラン開発者。

■ 参考:既に参加が決定している“System Shock”のオリジナルメンバー

  • Nate Wells(アートディレクター):“Looking Glass Studios”に所属したアーティストの1人で、“BioShock Infinite”を含むIrrational Gamesのほぼ全作品でアートディレクターを担当。その後Naughty Dogで“The Last of Us”のリードアーティストとして活躍した。
  • Tim Stellmach(リードデザイナー):Looking Glass StudiosでUltima Underworld IIやSystem Shock、Thief: The Dark Project、Thief II: The Metal Ageの開発を率いたデザイナー。
  • Robb Waters(コンセプトアーティスト):同じくLooking Glass時代から活躍するアーティストで、ThiefのThe TricksterやSystem ShockのSHODANを筆頭に、Irrational Games時代にはFreedom ForceのMan-Bot、BioShockのリトルシスター、BioShock Infiniteのソングバード、狂気の芸術家サンダー・コーエン先生を生んだ人物として知られる。
  • Joe Fielder(ライター):Ken Levine氏と共に“BioShock Infinite”や“Burial at Sea”を作り上げたライターの1人。デイジー・フィッツロイの背景を描いた公式ノベライズ“BioShock Infinite: Mind in Revolt”の著者でもある。
  • Shaddy Safadi(アートディレクター):“Uncharted 2”や“BioShock Infinite”、“The Last of Us”、Cliffy Bの新作“BlueStreak”など、多数の大作でコンセプトアートを手掛けたアーティスト。
  • Terri Brosius氏:Looking Glassに所属した元開発者で、現在は女優やボイスアクターとして活躍するTerri Brosius女史がオリジナルに続いてSHODANのボイスアクトを担当。“Underworld Ascendant”への参加も決定している。
  • Stephen L. Russell:オリジナル“Thief”の主人公Garrettや“System Shock 2”のアナウンサーを務めたボイスアクターStephen L. Russell氏が“Underworld Ascendant”に参加。
  • この他、初代“System Shock”のゲームディレクターを務めたDoug Church氏が外部のクリエイティブコンサルタントとして参加。

ネタバレ注意:“System Shock 3”のプロットに関する新たなディテール

  • “System Shock 3”にはSHODANが再び登場し、ゲームの中心的な役割を担うが、現代的な作品に適合する幾つかの変更が加えられているとのこと。ウォーレン・スペクター氏によると、新たな取り組みとしてSHODANが人類に敵対する根本的な動機、つまり高度な知能やAIを動機づける要因を模索しているとのこと。
  • これに加え、詳細は控えるが前作で重要な存在となったRebecca Suttonが再登場を果たし、彼女に関する出来事が“System Shock 3”の出発点となる。
  • UNN RickenbackerのクルーメンバーだったThomas Suarezに加え、初代のガイド役を務めたRebecca Lansing、初代の主人公を務めたハッカー、さらにSystem Shock 2の主人公兵士も再登場を果たす。彼らはシリーズの新たなプレイヤーに向けて、過去に起こった彼ら自身の出来事を語る。
  • さらに、初代のハッカーを事件に巻き込んだTriOptimumの要人でCitadelのVPを務めたEdward Diegoの過去が掘り下げられるとのこと。
  • 初代System ShockとSystem Shock 2は、当時人気だったサイバーパンクジャンルに強くインスパイアされたが、現在のサイバーパンクは最先端のジャンルとは言えず、来る“System Shock 3”には現代のオーディエンスが興味を示す要素が導入され、ハッキングやUI、HUDにもたらされるとのこと。
情報元及びイメージ:PC Gamer, PC Gamer, Develop, Gamereactor UK, Polygon

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