かつて名門Looking Glass Studiosを設立したPaul Neurath氏が設立した新スタジオ“OtherSide Entertainment”に、ドリームチームが集結し開発を進めている期待作「System Shock 3」ですが、本日Paydayシリーズでお馴染みStarbreeze ABとOtherSide Entertainmentが提携を発表し、Starbreezeが“System Shock 3”のパブリッシャーを務めることが明らかになりました。
この提携に伴い、Starbreezeは“System Shock 3”のコンソール対応を視野に入れた1,200万ドルの投資を行ったとのこと。
発表を行ったStarbreezeのBo Andersson-Klint CEOは、“System Shock”がビデオゲームの歴史において象徴的なフランチャイズの1つであり、(開発を率いる)ウォーレン・スペクター氏は現代的なアクションRPGを創始した人物の1人だと説明。両スタジオのコラボレーションだけでなく、自身が“System Shock 3”のプレイそのものを楽しみにしていると強調しています。
なお、1,200万ドルの投資に伴うIPやアセットの購入はなく、Starbreezeは投資の120%と回収後収益の50%を得て、“System Shock 3”関連IPは全てOtherside Entertainementが所有するとのこと。
■ オリジナルメンバーやJunction Point出身者を含む“System Shock 3”の主要な開発陣
- Paul Neurath(CEO):かつてOrigin Systemsでリチャード・ギャリオット氏とウォーレン・スペクター氏と“Ultima Underworld: The Stygian Abyss”を手掛け、ThiefやSystem Shockシリーズを世に送り出した名門“Looking Glass Studios”の共同設立者。
- Warren Spector(クリエイティブディレクター・スタジオマネジャー):Deus ExやThief、Ultima Underworld、System Shock、Epic Mickeyの父として知られる。
- Sheldon Pacotti(デザインディレクター):初代Deus Exと続編Deus Ex: Invisible Warのリードライターを務めたベテラン。Auto AssaultやAmerica’s Armyの参加でも知られる。
- Arturo Pulecio(アートディレクター):Lord of the Rings OnlineやDungeons and Dragons Online、Dark Age of Camelot、Warhammer Online、Wizard 101といった作品に加え、Epic Mickeyシリーズにも参加したベテランアーティスト。
- Jason Hughes(技術ディレクター):Wing CommanderやStar Wars、Epic Mickeyシリーズで知られるベテラン開発者。
- Nate Wells(アートディレクター):“Looking Glass Studios”に所属したアーティストの1人で、“BioShock Infinite”を含むIrrational Gamesのほぼ全作品でアートディレクターを担当。その後Naughty Dogで“The Last of Us”のリードアーティストとして活躍した。
- Tim Stellmach(リードデザイナー):Looking Glass StudiosでUltima Underworld IIやSystem Shock、Thief: The Dark Project、Thief II: The Metal Ageの開発を率いたデザイナー。
- Robb Waters(コンセプトアーティスト):同じくLooking Glass時代から活躍するアーティストで、ThiefのThe TricksterやSystem ShockのSHODANを筆頭に、Irrational Games時代にはFreedom ForceのMan-Bot、BioShockのリトルシスター、BioShock Infiniteのソングバード、狂気の芸術家サンダー・コーエン先生を生んだ人物として知られる。
- Joe Fielder(ライター):Ken Levine氏と共に“BioShock Infinite”や“Burial at Sea”を作り上げたライターの1人。デイジー・フィッツロイの背景を描いた公式ノベライズ“BioShock Infinite: Mind in Revolt”の著者でもある。
- Shaddy Safadi(アートディレクター):“Uncharted 2”や“BioShock Infinite”、“The Last of Us”、Cliffy Bの新作“BlueStreak”など、多数の大作でコンセプトアートを手掛けたアーティスト。
- Terri Brosius:Looking Glassに所属した元開発者で、現在は女優やボイスアクターとして活躍するTerri Brosius女史がオリジナルに続いてSHODANのボイスアクトを担当。“Underworld Ascendant”への参加も決定している。
- Stephen L. Russell:オリジナル“Thief”の主人公Garrettや“System Shock 2”のアナウンサーを務めたボイスアクターStephen L. Russell氏が“Underworld Ascendant”に参加。
- この他、初代“System Shock”のゲームディレクターを務めたDoug Church氏が外部のクリエイティブコンサルタントとして参加。
■ “System Shock 3”のプロットに関するディテール
- “System Shock 3”にはSHODANが再び登場し、ゲームの中心的な役割を担うが、現代的な作品に適合する幾つかの変更が加えられているとのこと。ウォーレン・スペクター氏によると、新たな取り組みとしてSHODANが人類に敵対する根本的な動機、つまり高度な知能やAIを動機づける要因を模索しているとのこと。
- これに加え、詳細は控えるが前作で重要な存在となったRebecca Suttonが再登場を果たし、彼女に関する出来事が“System Shock 3”の出発点となる。
- UNN RickenbackerのクルーメンバーだったThomas Suarezに加え、初代のガイド役を務めたRebecca Lansing、初代の主人公を務めたハッカー、さらにSystem Shock 2の主人公兵士も再登場を果たす。彼らはシリーズの新たなプレイヤーに向けて、過去に起こった彼ら自身の出来事を語る。
- さらに、初代のハッカーを事件に巻き込んだTriOptimumの要人でCitadelのVPを務めたEdward Diegoの過去が掘り下げられるとのこと。
- 初代System ShockとSystem Shock 2は、当時人気だったサイバーパンクジャンルに強くインスパイアされたが、現在のサイバーパンクは最先端のジャンルとは言えず、来る“System Shock 3”には現代のオーディエンスが興味を示す要素が導入され、ハッキングやUI、HUDにもたらされるとのこと。
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