予てから、F2Pの“Total War: ARENA”と“WARHAMMER”トリロジーに加え、歴史チームによる完全新作、さらにRoma IIのリードユニットデザイナーJack Lusted氏が開発を率いる極秘チームの未発表プロジェクトを平行して進めていることが報じられていたThe Creative Assemblyの“Total War”シリーズですが、先ほどThe Creative Assemblyが公式Blogを更新し、全く新しいスピンオフシリーズとなる「Total War Saga」を正式に発表。今後数ヶ月のうちに第1弾タイトルの発表を予定していることが明らかになりました。
“Total War Saga”シリーズは、広大な地域と中~長期の歴史を描く従来のナンバリング/主要タイトルとは異なり、歴史上の極めて重要な出来事とその周辺に焦点を当てるスタンドアロンなスピンオフ作品で、従来の主要タイトルと同じくターンベースのキャンペーンストラテジーとリアルタイムの戦闘をベースに、既存の主要タイトルと同じ時代やキャラクター、テーマを扱い、Total War: ATTILAと同程度のマップサイズやボリュームを維持しつつ、より小さな特定の地域や短い期間を描くとのこと。
どういった作品なのか、やや分かりにくい“Total War Saga”ですが、つまりマップサイズはそのままにより細かな地域区分を描き、ガリア戦争にフォーカスしたRome IIの“Caesar in Gaul”のように、ターン辺りの時間進行を細かく分割することにより、既存のタイトルをより深く描くフォローアップとして、1テーマを濃密に描くアプローチを採用したものだと言えます。
The Creative Assemblyは“Total War Saga”の分かりやすい例として、応仁の乱以降の戦国時代を描いた“Total War: Shogun 2”と幕末の戊辰戦争にフォーカスした拡張パック“Fall of the Samurai”の関係を挙げており、来る新作が“Roma II”を“Attila”で補ったアプローチに近い精神的な続編であることを示唆しています。
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