7月8日に決定したローンチが発売当日に延期となり、その後7月22日に製品版の完成が報じられ、新たな発売日が8月1日に決定していたCleve Blakemore氏のオールドスクールなCRPG「Grimoire : Heralds of the Winged Exemplar」ですが、結局の所もはや障害はないと強調していた8月1日にも販売が開始されず、続報と進捗の報告が待たれる状況となっていました。
そんな中、Cleve Blakemore氏がSteamの商品ページを更新し、現在“Grimoire”がSteamの承認を待っていることが明らかになりました。
報告によると、製品版はWindows XPとVista、7、8、10の全画面と任意の画面サイズに対応するウィンドウモードを実装したビルドでテストが行われ、メインメニューを経由せず最後のセーブゲームから継続してプレイ可能な設定が用意されているとのこと。
なお、今のところSteamの承認プロセスがいつ終了するのか、詳細は記されておらず、何らかの不具合で承認が得られない可能性も残されていると言え、20年の開発を擁した大作RPGの動向に改めて注目が集まるところです。
1995年に正式アナウンスが行われた“Grimoire : Heralds of the Winged Exemplar”は、WizardryやMight & Magic、Lands of Loreといった往年の名作にインスパイアされたクラシックなCRPGで、巨大な“WizardryVII: Crusaders of the Dark Savant”や“Might and Magic V: Darkside of Xeen”を上回るボリュームと以下のようなディテールを特色としています。
■ “Grimoire : Heralds of the Winged Exemplar”v1.0の概要
- 単一のプレイスルーで600時間を達するボリューム。
- 手書きの2Dアートワーク。
- レトロスタイルのMIDI楽曲と8bitサウンドエフェクト。
- 244を超える探索可能なマップ。
- ターンベースのストラテジックな戦闘。
- 複数の開幕と複数のエンディング。
- 144種の魔法。
- 14種族、15種の職業、50種のスキル。
- 8,000ワードを超えるダイアログを擁する64人のNPC。
- それぞれに固有の特別な力と防御を持つ240種を超えるモンスター。
- 1,000種を超えるアイテム、運搬用のコンテナ、グローバルなパーティインベントリ。
- 混乱から病気、ライカンスロープ化まで含む30種の体調。
- オートマッピング、オートウォーク、オートヒール機能の実装。
- ポジションマーカーを備えたグローバルマップ地図。
- クエストジャーナル、ヒント機能、ヘルプ機能、ミニクエスト。
- ドアと箱用の複雑なロックピッキングインターフェース。
- 挑戦的なパズルと豊かなインタラクティブダンジョン。
- 100体までのキャラクター情報を収録するキャラクターライブラリ。
- 複数のテーマを用意したGUIとカスタマイズ可能な画面レイアウト。
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