ルートクレートがレアリティによって異なる能力や与ダメージを持つスターカードをドロップすることで、P2W(Pay-to-Win)が懸念されていた「Star Wars Battlefront II」ですが、本日EAが公式サイトを更新し、ベータのフィードバックに基づくルートクレートの仕様変更を正式に発表。予てから改善を約束していた通り、強力なスターカードの入手や武器のアンロックに関する仕様を大きく変更したことが明らかになりました。
また、本日行われたEAのFY18Q2報告にて、EAのCEO Andrew Wilson氏が本作に対するP2Wの懸念や議論の的となっているルートクレートの問題について言及し、幾つか興味深い見解を提示しています。
■ “Star Wars Battlefront II”のルートクレートに関する最新の仕様
- 最もレアで協力なエピック級のスターカードをクレートから削除。公平性を保つために、予約特典やデラックス版、スターターパックを除く全てのエピックスターカードは、クラフトでのみ作成可能となる。
- スターカードのクラフトには、ランク制限が設けられており、大量のクレートを購入してもクラフト可能なランクに到達しない限り、強力なスターカードは入手できない。(今のところ具体的なランク数は不明)
- 武器は特定のマイルストーン達成時にアンロックされる。幾つかの武器がクレートから得られるが、大部分はゲームプレイを通じてのみ解除可能となる。
- 特定クラスの専用武器は、該当する各クラスのプレイによって解除される。これは、クラス別に用意された専用クレートを通じて提供されるとのこと。
- また、EAは“Star Wars Battlefront II”のバランス調整や改善と共に、ルートクレートの継続的な改善を図る強調している。
■ EAのCEO Andrew Wilson氏がルートクレートとP2W問題に言及
- 本日行われたFY18Q2報告のカンファレンスコールに出席したAndrew Wilson氏が、今回の問題に触れ、「ゲームプレイにおけるバランスと公平性は、我々のコミュニティにとって極めて重要だ」と説明。“Star Wars Battlefront II”のルートクレートに対して寄せられたフィードバックに速やかに対応し、ゲームがP2Wとならないよう務めたと強調している。
- また、Andrew Wilson氏は“Star Wars Battlefront II”のみならず、ビデオゲーム産業全体で議論を呼んだルートクレートの問題について毎日プレイヤーと対話を進めていると強調。公平性を欠くP2Wは問題ながら、フルプライスと発売後に継続するデジタルなエコシステムの主流化を示唆し、“Star Wars Battlefront II”がシーズンパス販売を取り止め、イベントで駆動するライブサービスを通じて(従来のシーズンパスに代わる)十分な利益を得るだろうと説明している。(※ 映画“スター・ウォーズ/最後のジェダイ”の公開に併せたホリデーシーズン向けのコンテンツが示唆された)
- 一方で、Andrew Wilson氏は“Star Wars Battlefront II”のルートクレートが経験を高め拡張する方法の1つとなる一方で、ゲームを楽しむためにこれを利用する必要はないと強調。続編が初代から3倍近く拡張しただけでなく、これまではシーズンパスを通じて提供されたコンテンツが全てのユーザーに対して無料で配布されると語り、新しいビジネスモデルのメリットをアピールしている。
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