昨年3月、FalloutやInterplayの父として知られるビデオゲーム業界の重鎮Brian Fargo氏が2019年の引退を発表し話題となりましたが、新たに氏がノーラン・ブッシュネルやnull Lee Jacobson氏、Mark Caldwell氏といったベテラン達と共に、SteamやGOGのようなPCゲームのデジタル販売プラットフォーム「Robot Cache」を設立し、なんとデジタルゲームの中古買い取りと販売に対応するプラットフォームを2018年Q2に始動することが明らかになりました。
“Robot Cache”は、PCゲームのストアフロントとしてブロックチェーンを用いる初のサービスで、サービスの運用(演算)を分散化することで維持費を大幅に削減し、パブリッシャーとデベロッパ向けの収益を売上げの最大95%まで確保するとのこと。(※ 現在の業界標準は75%程度、最大手のSteamは収益の30%を得ている)
また、“Robot Cache”上で購入したタイトルについては、中古として販売可能で、Robot Cache側がこの中古コードを再販するだけでなく、再販分の収益のうち70%がパブリッシャーに支払われ、25%が中古を売却したユーザーに支払われるとのこと。(つまり、新品・中古ともにRobot Cache側の手数料は5%程度となる)
さらに、これらの取引はブロックチェーンと“Robot Cache”独自の仮想通貨“IRON”(ERC20トークンを使用)を用いて行われることから、無許可の複製コード販売が蔓延しないばかりか、ゲーマーによる“IRON”の採掘も可能となります。
パブリッシャーとデベロッパ、ユーザーの全てが恩恵を得られるように思える“Robot Cache”の仕組みですが、今のところ取り扱いタイトルや販売規模に関する情報はアナウンスされておらず、最新で素晴らしいビデオゲームを提示すると強調し、プラットフォーム自ら本格的なマーケティング支援やスポンサーシップ、ロイヤリティプログラムまで提示すると語る“Robot Cache”の動向に大きな注目が集まる状況となっています。
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