先日、次回作に関する噂が報じられた次期「Battlefield」ですが、既にEA Play向けのお披露目が決まっている最新作の動向と、予てから議論の的となっているルートクレート問題の影響に注目が集まるなか、KotakuがDICEの開発者や次回作のプロジェクトに近い匿名情報筋から得たルートクレート問題に対するコメントや見解を報告し話題となっています。
これは、Venture Beatが報じた第二次世界大戦テーマの“Battlefield V”に関する噂に続いて、US Gamerが次期“Battlefield”のルートクレートについて(BF1と同様に)外観アイテムのみが含まれると報じたことを受け、Kotakuが匿名のDICE開発者とプロジェクトに近い人物の見解を伝えたもの。
Kotakuの質問に応じた情報筋達は、DICEの誰もが今後いかなるPay to Winも実装しないと述べ、皆がルートクレート問題を軽く受け止めてはいないと説明。US Gamerの報告がやや時期尚早ながら、(ルートクレートが外観アイテムのみを扱うことは)正確な情報だと伝え、既に変更となった次回作のマイクロトランザクション計画が秋までに再び変更される可能性は極めて低いだろうと強調しています。
ビデオゲーム産業全体がルートクレートに躊躇するきっかけを与えた作品として、(実際の仕様やデザインと苛烈な騒動に大きな開きがあったとしても)今後長く語り継がれるであろう“Star Wars Battlefront II”の不名誉、つまり誰もが次の“Star Wars Battlefront II”にはなりたくないと考える状況について、DICEの関係者は何れも再び同じ過ちを繰り返すことはないと説明しており、次回作に取り組む開発者の1人は、「結局のところ、我々も同じくゲーマーであって、彼らの憎しみは理解できる」と語っています。
幾つかの州政府による規制法案提出やESRBの“In-Game Purchases”ラベル導入など、文字通り今も進行中のルートクレート問題ですが、現在は様々な立場の企業や公的機関、国、業界団体がそれぞれの思惑や目的に基づく視点でアプローチしていることから、それぞれの見解が全く交わらない状況が続いています。一部デベロッパや業界団体による産業側の自主規制と過渡期にあるビジネス的な動向、ビデオゲーム開発におけるクリエイティブの自由と定義、デザインの悪用から若年層を保護することの重要性など、複数の構造的な論点を内包するルートクレート問題がどんな着地点を見出すのか、今後の動向に改めて注目が集まるところです。
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