先日、PC版の発売日が4月24日に決定した独創的な都市運営サバイバルシム「Frostpunk」ですが、新たに11 bit studiosが本作のコンソール対応を予告し、早ければ今年後半の発売を予定していることが明らかになりました。
これは、11 bit studiosのマーケティングマネジャーKarol Zajaczkowski氏がDualshockersのインタビューに応じ明らかにしたもので、今のところ対応プラットフォームを含むコンソール版の詳細は明かされていないものの、PS4とXbox One対応が進められている一方で、Nintendo Switch対応の検討を行うことが判明しています。
戦時下における市民の過酷なサバイバルを描いた傑作“This War of Mine”を生んだ11 bit studiosの新作“Frostpunk”は、極寒の地に残る人類最後の都市を描く都市運用シムとサバイバルの野心的なハイブリッド作品で、以下の様なディテールを特色としていました。
■ 再掲:“Frostpunk”のディテール
- “Frostpunk”はPC向けのシングルプレイヤー作品で、開発はThis War of Mineを生んだポーランドの“11 bit studios”。“Frostpunk”の開発規模は、僅か12名だったThis War of Mineに対して60名規模にまで拡大している。
- “Frostpunk”は、極限状態におかれた人々に何ができるか、社会がいかに存続しどんな変化を見せるかといった問いに着目するサバイバル作品で、プレイヤーは蒸気を動力とする人類最後の都市を統べるリーダーとなり、都市と人類を存続させるべく社会を監視しつつ、資源を管理し、曖昧で困難な決定を下さなければならない。例えば、極限状態においては、モラルが生存を妨げる場合があり、ここには人間性と引き替えに強さを得て存続することが何を残すか、或いは文化とは何かといった議論が生じる。シニアライターのPawel Miechowski氏によると、11 bit studiosは“Frostpunk”のジャンルを社会サバイバルと呼び始めているとのこと。
- “Frostpunk”のサバイバルは、都市建築シムがベースとなっており、プレイヤーは周辺の氷を利用し動力となる蒸気を供給する都市の建築と拡張を図る。プレイヤーが構築可能な都市の一例がCGIトレーラーの最後に確認できる。
- “Frostpunk”は都市建築シム要素を持つが、都市に犯罪の問題が生じる場合に警察署を幾つか建築することで解決するような所謂SimCity的なアプローチは存在せず、何らかの犠牲を伴うような重大な結果をもたらす決断と取引を特色とする。11 bit studiosによると、プレイヤーが単純なタスクに直面するようなゲームは望んでいないとのこと。
- 11 bit studiosは、“Frostpunk”がプレイヤーの精神を引き裂くモラル選択をもたらすと説明しており、極限状態におけるサバイバル、アマゾンの探検や深い山中に墜落した飛行機事故の生存者達などを参考に挙げ、冷酷なサバイバルを描くことに尻込みはしないと強調している。
- “Frostpunk”のプレイ環境は都市の境界に制限されず、プレイヤーは新しいエリアを調査し、資源を発見するために未開の荒野へ調査グループを派遣することができる。
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