噂:「Mafia IV」は70年代のラスベガスを描く作品だった、“Hangar 13”が開発を進めていたスパイゲームや音楽ゲームの話題も

2018年4月16日 19:08 by katakori
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「Mafia III」

週末に“BioShock”の新作と極秘の2Kスタジオに関する未確認情報をご紹介しましたが、これを報じたKotakuのJason Schreier氏による特集記事は、長期に渡る開発者インタビューに基づき“Mafia III”の開発スタジオ「Hangar 13」の動向と変遷を追ったもので、何れも未発表ながら続編“Mafia IV”やスパイを描く新IP、さらに当サイトでも一度ご紹介した音楽ゲームに関する興味深いディテールが浮上しています。

なお、今年2月中旬にレイオフが行われた“Hangar 13”には、現在も100~150名規模の開発者が在籍していると見られており、“Horizon Zero Dawn”の開発に貢献したリードクエストデザイナーDavid Ford氏とシニアプロデューサーMark Norris氏の“Hangar 13”入りを含め、“Mafia III”以降の動向に注目が集まる状況となっていました。

■ “Mafia IV”について

  • 難航した“Mafia III”の開発と完成を経て、“Hangar 13”の内部は2つの主要グループに分割され、それぞれが異なる次期プロジェクトのアイデアに取り組み始めた。
  • 1つの計画は1970年代のラスベガスを舞台とする“Mafia IV”で、スコセッシの映画“カジノ”のような華やかさと魅力を備えた犯罪都市と自身のカジノを持つ主人公を描く予定だったとのこと。
  • ただし、“Mafia IV”の計画は長く続かず、スタジオを率いるHaden Blackman氏がTake-Twoと2Kに“Mafia IV”と新IPの二者択一を迫られ、スタジオの全員が参加した会議を経て、新IPの開発を選んだとのこと。

■ 新IP“Rhapsody”について

  • 前述の選択を経て生まれたプロジェクトは“Rhapsody”と呼ばれる新IPで、1980年代のベルリンを舞台にスパイの活躍を描く作品だった。
  • 主人公は、ソ連の強制収容所で両親を殺されたユダヤ人で、アメリカ人によって救出され、その後“Rhapsody”と呼ばれるスパイ組織に所属した。
  • 新IP“Rhapsody”は、“Mafia III”のリンカーン・クレイと同じく、人間以下の存在として扱われた主人公の復讐を描く作品で、世界を救うための任務と、両親を殺害した仇敵に対する報復に狭間に揺れる物語を特色としていた。
  • “Rhapsody”について言及した情報元の1人は、ユーモアを排した映画“キングスマン”のような作品だったと説明している。
  • “Rhapsody”は、多彩なガジェットの使用やスニーク要素を特色としており、Hangar 13が開発したプロトタイプには東西ドイツの検問所を横断するためのスパイカーが登場したとのこと。
  • 各ミッションで使用可能なアイテムのラインアップは、このスパイカーに搭載し密輸可能なものに制限される予定だった。
  • Hangar 13の誰もが“Rhapsody”の計画に熱狂していたものの、2017年5月には10年以上に渡って2Kを率いたChristoph Hartmann社長がTake-Twoを退社。これに伴い一部リーダー職の再編と開発者の雇用が行われ、2017年の夏に2つの小規模チームによる新しいアイデアと技術に基づく“インキュベーター”プロジェクトが始動し、最終的に“Rhapsody”の計画そのものに大きな変更が加えられてしまった。

■ 音楽と戦闘を組み合わせた未発表タイトルについて

  • 前述の“インキュベーター”プロジェクトは、“Rhapsody”のオーバーホールに帰結し、スパイ要素を除いた全く新しい作品となった。
  • この計画は“Rhapsody”の戦闘と音楽ゲームを組み合わせたもので、音楽を聴くことで“捜査モード”(Batman Arkham的な要素と思われる)が発動する主人公の能力を特色とし、舞台はベルリンからサンフランシスコに変更され、スパイだった主人公は音楽を武器として用いるスーパーヒーローに生まれ変わったとのこと。
  • 音楽に関するアイデアの一部として、サバイバーの“アイ・オブ・ザ・タイガー”を聞くことで本物の虎が召喚される能力や、多彩な楽曲のリフやSTEMSを組み合わせて異なるアビリティを生み出す要素が挙げられている。
  • Hangar 13のリーダー陣は“Mafia III”の豪華なオーディオスタイルを愛しており、メタリカからマイリー・サイラスまで、多彩な楽曲を新作に導入したいと考えていた。
  • 1年間近く、音楽ゲームのプロトタイプ開発が進められたものの、2017年の終わりにはスタジオのマネジメント側が(ライセンスだけで膨大な予算が掛かるであろう)コスト的な面で音楽のアイデアに見切りを付け、音楽要素を持たないスーパーヒーローもののアクションゲームに変わりはじめた。
  • 未確認の音楽ゲームのキャンセルについては以前も報じられたが、その後このスーパーヒーローゲームがどうなったのか、Hangar 13が取り組んでいる現行プロジェクトを含め、詳細は全く明かされていない。ただし、2月のレイオフ直前にはスーパーヒーローゲームに関する途中参加可能なCo-op要素の導入が議論されたとのこと。
  • また、現状の不確かさとは別に、2Kの上層部はクリエイティブなリーダーによるプロジェクトを(従来通り)重視しており、Hangar 13のHaden Blackman氏がKen Levine氏に匹敵するリーダーだと考えているとのこと。
情報元:Kotaku

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