MicrosoftがPC向けのクラシック「Halo」マルチプレイヤーに意欲、“ElDewrito”MODチームと提携か

2018年4月26日 12:23 by katakori
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「Halo」

2016年8月にキャンセルとなったロシア市場向けのPCタイトル「Halo Online」をプレイ可能にする大規模コミュニティMOD“ElDewrito”のv0.6が4月21日に配信され話題となっていましたが、昨日343 Industriesが“ElDewrito”プロジェクトに対してデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づき“Halo”IPの保護を図る法的措置を発表。“ElDewrito”の開発が一時中止となる一方で、今後MicrosoftとElDewritoが提携し、PC向けにオフィシャルなクラシック“Halo”をリリースする可能性が浮上し注目を集めています。

今回の法的措置にあたって、コミュニティのファンプロジェクトを尊重する旨を改めて伝えた343とMicrosoftは、Unityで構築された完全オリジナルのファンメイドマルチプレイヤープロジェクト“Installation 01”を賞賛した経緯を挙げた上で、“Halo Online”のElDewritoプロジェクトについては、キャンセルとなった“Halo Online”のアセットをオープンソース、またはアバンダンウェアと捉えるコミュニティの認識に誤解があったと説明。“Halo Online”の基礎となるコードやコンテンツが現在もアクティブに使用されている資産であり、保護する必要があったと伝えています。

一方で343とMicrosoftは、ElDewritoプロジェクトそのものがPC向けの“Halo”に対するコミュニティのニーズを明確に示すものだとして、ElDewritoチームと共にPCコミュニティが望む将来の実現に向けて前向きな取り組みを進めたいと強調。法的な措置を講じるニュースを自ら伝えることは残念ながら、将来に向けた新しい取り組みと支援を楽しみにしているとアピールしており、Xboxを率いるPhil Spencer氏もTwitterを通じて今後に向けた取り組みを特に強く伝えています。

なお、“ElDewrito”側については、Microsoftと343の要請を尊重する一方で、“ElDewrito”プロジェクト自身が実装したサーバブラウザやStatsトラッキング、専用サーバ、ランク/ソーシャルサーバといった主要なMOD機能が全てオープンソース技術を利用しており、DMCAに抵触するコンテンツがゲームのアセットのみであることから、MODそのものは凍結されないとして、権利を侵害しない“ElDewrito”の計画を再開すると説明しています。

余談ながら“Halo Online”のコミュニティMOD開発は、2015年3月にSaber InteractiveとInnova Systemsが開発を手掛けるロシア向けのPCタイトルとして“Halo Online”がアナウンスされ、その後ほどなく始動したクローズドベータテストのクライアント流出に端を発するもので、2016年8月の“Halo Online”キャンセルを以て、“ElDewrito”0.6の開発が本格化した経緯が知られていました。

参考:ElDewrito 0.6の高い完成度が確認できるLevelCapGamingのプレビュー映像

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