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昨年5月に“Marvel Heroes Omega”として“Marvel Heroes”のリローンチを果たしたものの、11月中旬にディズニーとの契約終了を含むサービス中止が報じられ、11月下旬に当初の予定を前倒ししスタジオの閉鎖が報じられた「Gazillion Entertainment」ですが、新たにDefianceやRift、TroveといったMMORPGで知られるカリフォルニアのデベロッパ兼パブリッシャー「Trion Worlds」のCEO Scott Hartsman氏がDean Takahashi氏のインタビューに応じ、なんとTrionがMarvel Heroesを含む“Gazillion”の全アセットを取得したことが明らかになりました。

Scott Hartsman氏によると、Trionが購入したのはライセンスや商標、特許、ドメイン、ゲームライブラリを含む（文字通り）Gazillionの全アセットで、今のところ“Marvel Heroes”のサービスを再開する予定はなく、Marvel Heroesに用いられたアイソメトリックMMOゲーム向けのエンジンやバックエンド技術、各種ライブラリをTrionのパートナー向けに提供し、開発や包括的なサービスのエコシステム、セキュリティ、ライフサイクルの維持を支えるサポートの強化を図るとのこと。

なお、Scott Hartsman氏はアセットの取得に関する取引が終わったばかりで、“Marvel Heroes”の今後についてはさらなる調査を行う必要があると述べ、アセットの取得に関する対話が始まる以前に“Marvel Heroes”のライブサーバが失われていたと説明。まずはパートナーの支援を図るアセットの利用に注力する一方で、“Marvel Heroes”に関する対話についても門戸を開いていると強調しています。