サーバの同期やヒット検知の改善など、Todd Howard氏が明かした「Fallout 76」のインタビュー情報まとめ

2018年7月5日 16:20 by katakori
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「Fallout 76」

先日、S.P.E.C.I.A.L.とPerkカードの暫定的な情報をご紹介した「Fallout 76」ですが、先日バルセロナで開催されたGamelabカンファレンスにて、お馴染みTodd Howard氏がドイツのGameStar誌と伊Multiplayerのインタビューに応じ、幾つかの技術的な改善やサーバの同期に関する見解、PvPに関する仕様、マイクロトランザクションと外観アイテムの扱い、クエスト等の仕組みについて興味深い見解とディテールを提示しています。

参考:“Fallout 76”のトレーラー
  • “Fallout 76”は、グラフィックから操作周り、銃撃戦、敵AI、クエストシステムが改善されるほか、“Fallout 4”に比べてヒット検知が大幅に改善される
  • 手作りで構築されたクエストと(ランダムに自動生成される)Radiantクエストの両方が実装され、ロボットやターミナル、ホロテープを通じて提供される。Radiantクエストはマルチプレイヤー向けの反復可能なコンテンツとして大きな役割を果たすと見られている。また、全てのプレイヤーが参加可能なイベントが定期的に行われる。
  • “Fallout 76”は、マイクロトランザクション用のインゲーム通貨と外観アイテムを導入するが、外観アイテムは現金を消費することなくゲーム内でも直接入手可能。Todd Howard氏によると、本作のマイクロトランザクションに関するゴールは2つあり、P2Wを回避すること、そしていかなる外観アイテムもゲーム内で入手できることにある。(※ 余談ながら、本作のマイクロトランザクションは発売後のサーバ運用や継続的かつ長期的な無料のコンテンツアップデートに用いられる。これは、有料DLCによるプレイヤーベースの分断を避けるための取り組みでもある)
  • “Fallout 76”にはファストトラベルが存在する。今のところ仕様に関する詳細は不明。なお、騎乗可能な生物や運転可能なビークルは存在しない。
  • 初心者狩りやスポーンキルといった嫌がらせを避けるため、5レベル以下のプレイヤーはPvPで死亡しない。これはPvPを受理して対戦を楽しむことと、初心者の保護、嫌がらせの抑制を同時に満たす。ただし、仕様は今後変更される可能性があるとのこと。
  • 完全なソロプレイに言及したTodd Howard氏は、改めてローンチ後の長期的な計画の中にMODの適用やルールのカスタマイズを可能にするプライベートサーバの導入が含まれていることを伝えている。
  • プレイヤーが建設した野営地は互いに破壊可能。ただし、修理コストは非常に安価となる。この破壊要素は、他のプレイヤーを建築物に閉じ込めた際の問題を打開するために実装される。
  • 一部のクエストアイテムを除き、クラフト素材やリソース、クラフト済みのアイテムなど、ほぼ全てのアイテムがプレイヤー間で取引/売買可能。また、販売用のロボットも設置でき、Todd Howard氏はこういったシステムを利用し商人を演じるようなロールプレイを楽しんで欲しいと伝えている。
  • プレイヤーを殺害した場合、他のプレイヤーからそれと分かる“指名手配”ステータスを付与するバウンティシステムが用意されている。
  • “Fallout 76”のクエストは、全てソロもしくは最大4人チームでプレイ可能。PvPにフォーカスしたクエストは存在しない。
  • “Fallout 76”のサーバは、(当然ながら)プレイヤー同士が同じ条件かつ同じタイミングで存在する同期を行うものの、どの程度の距離や範囲で同期を行うか詳細は決定していないとのこと。ただし、Todd Howard氏はオープンワールド環境全体を同期させることに利点はないと伝えている。
  • Bethesda Game Studiosは、ログイン時のほとんどがシームレスに展開するオンライン経験を目指しており、サーバブラウザ等を排除し、シンプルなホスト遷移を想定している。
「Fallout 76」
7月7日にオーストラリアのボンダイビーチでVault Boyのマスクを配布するファンイベントが開催
現地には“Fallout 76”デザインのバス停が登場している、イベントはBethesdaのANZチームも参加
参考:冒頭とウェストバージニア州の環境を紹介する公式映像
参考:マルチプレイヤーにスポットを当てる公式映像
参考:“C.A.M.P.”を含む建築要素やクラフト、アクティビティに焦点を当てる公式映像
参考:核ミサイルと報酬にスポットを充てる公式映像

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