先日、豪華な限定版の売り切れに関する話題をご紹介した人気シリーズ最新作「Fallout 76」ですが、本日迎えたGame Informer10月号の発売に併せて、Game Informerが最新号に掲載したTodd Howard氏のインタビューを含む特集記事の一部を公開し、メインクエストや核兵器、クエストの仕様に関する興味深いディテールが明らかになりました。
- ハンズオンに基づくプレビューを公開したGame Informerは、“Fallout 76”に対する聴衆の反応が賛否両論だった背景を挙げ、“Fallout 76”は新しいソロ向けの“Fallout”タイトルを求めているユーザー、或いは親しい友人とプレイできる“Fallout”、さらにPvPとインスタンスを備えたRPGをプレイしたいゲーマー、全てに適合する作品だと説明している。
- デザイン的なアプローチに言及したTodd Howard氏によると、“Fallout 76”の全体像は、皆が知る従来の“Fallout”が8割、全く異なる2割の要素によって構成されるとのこと。(※ これは、従来の“Fallout”色が強いことを示す一方で、デザインにおいて広く用いられるパレートの法則を指すものと考えた場合、また別の側面が見える発言とも言える)
- 本作に登場する生存者は全て実際のプレイヤーであり、クエストギバーやベンダーを担うNPCはロボットやターミナルに限定される。
- ただし、本作にはVault 76の監督官を務めた女性が存在しており、ゲーム開始時には既にVault 76を去っている。Todd Howard氏によると、彼女はVault 76を去る前、プレイヤーに極秘の指示を残しており、この指示にまつわる展開がメインクエストとなる。Todd Howard氏は、メインクエストの最後に核兵器が発射されることを伝えており、核兵器がゲームシステムに組み込まれる一方で、メインストーリーの一部でもあると説明している。
- 監督者のクエストは、プレイヤーをウェストバージニア州の各所へ送り込む長大なマルチパートストーリーとして描かれ、結果としてプレイヤーが高レベルに達するようデザインされている。Todd Howard氏は従来通り、このクエストを途中で無視し、別のタスクやミッションに取り組むことができると伝えている。
- クエストはNPCから得られるが、ホロテープやノート、ターミナル等からも得られる。プロジェクトリードJeff Gardiner氏によると、これ以外にあるロケーションに接近するだけで、その場所を調査するといったクエストも発生するとのこと。
- “Fallout 76”の舞台となるウェストバージニア州のオープンワールド環境は、前作“Fallout 4”の4倍となることから、必然的に調査可能なロケーションの数も増加しており、Jeff Gardiner氏によると、その量はぞっとするほどの規模とのこと。
- 今回のインタビューにて、Perkカードのシステムに関する情報も掲載されているが、これについては既存のディテールが多く含まれるため過去記事を参照のこと。なお、Todd Howard氏が何百枚にも及ぶカードのバリエーションに言及し、カードのランクアップに加え、各カードに用意されたゴールドバージョンの存在を明言している。
- Perkをカードシステム化したことによって、従来よりも柔軟なPerkやスキルの拡張が可能となり、ローンチ後にイベント用Perkや固有のテーマを設けたPerk等が追加で導入されるとのこと。
- カードはマイクロトランザクションで販売されず、通常はレベルアップによってのみ獲得可能。今のところカードが交換可能かどうかは不明ながら、1枚のカードを選んでチーム間でボーナスを共有することができる。
- 任意に変更可能なカードデッキシステムを採用したことで、潜入やPvP、チームプレイ、ソロプレイといったプレイスタイルに併せた特化型のビルドが構築可能となった。
- オープンワールド環境には突発的なイベントが存在し、これが生じた場合、周辺に支援を求める放送が流れる。イベントの例を挙げたJeff Gardiner氏は、困難な状況にあるロボットが救助を求めるイベントを紹介し、集合したプレイヤーと協力しロボットを護衛しつつ幾つかのロケーションを訪れ、最終的にロボットが無事生存している場合報酬が得られると説明している。これは、ランダムに生成され発生するイベントとのこと。また、氏はイベントが最良の報酬を得る手段の1つだと伝えている。
- 本作のオープンワールド環境には、高レベル向けのゾーンが存在するが、同時にレベルスケールも存在しており、一定の範囲でプレイヤーのレベルに基づくスケーリングが行われるとのこと。例:あるゾーンではスポーンする敵のレベルが40から60の間で調整される。
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