2017年5月に“Red Dead Redemption 2”ではないかと一時ファンを騒然とさせた(やらせ風の)リークを経て、PC向けの西部劇MMOとしてアナウンスされ大きな話題となった「Wild West Online」ですが、“The War Z”の詐欺的なトラブルや“Big Rigs”で悪名高いSergey Titov氏と“Free Reign Entertainment”の関与が疑われるトラブルに見舞われながら、今年5月にはSteam対応を含む製品版ローンチを果たしたものの、品質やシステムに様々な問題が山積していたことから、7月に大幅なリブートに向けた取り組みがアナウンスされ、続報が待たれる状況が続いていました。
リブートのアナウンス以降、開発側(そもそもベテランDaniel Jevons氏やDmitri Johnson氏が在籍していたとされる開発元612 GamesやWWO Partnersの素性に加え、このどちらが開発を手掛けていたのか、その同一性も不明だった)が完全に沈黙していた“Wild West Online”ですが、昨日オリジナルの開発チームに所属していたNick氏が公式フォーラムを更新し、なんと8月の時点で開発者のほとんどがチームを去り、僅かに3人の開発者が残るのみとなっていたことが判明。
Nick氏は残ったチームがパートナーとの提携や資金調達に取り組んだものの、そのどれもが成功しなかったと前置きした上で、数週間前に奇跡が起こったと説明。あろうことか、予てから関与が疑われていた“Free Reign Entertainment”が本作の開発を支援し、新たな開発チームを用意したことが明らかになりました。
(注:Free Reign Entertainmentは“The War Z”や“Infestation: Survivor Stories”の騒動を引き起こしたHammerpoint/OP Productionsの買収先Arktos Entertainmentが設立した開発/パブリッシング部門で、ロメロ御大の息子ジョージ・C・ロメロ氏とコラボし、The War Zの後継“Romero’s Aftermath”を手掛けた)
さらに、Free Reign Entertainmentへのプロジェクト移管に伴い、近く“Wild West Online”を2つのF2Pタイトル“Frontier”と“Magnificent 5”に分割することが判明しています。
- “Wild West Online”を購入した既存のプレイヤーについて:WWOのアカウントと購入は保持され、今後も“Frontier”と“Magnificent 5”をプレイするためにアカウントを継続して利用可能。忠実なプレイヤーに対するリワードが与えられる。
- 新規プレイヤーについて:新たなゲームクライアントを導入し、インストールする必要あり。当初は公式サイトを通じて利用可能となるほか、後日Steamにも対応する予定。1つのランチャーから“Frontier”と“Magnificent 5”がプレイ可能となる。
- Frontier:“Wild West Online”を拡張する西部的テーマの新作、サバイバルと探索、PvPを特色とする。従来の“Wild West Online”よりも建築やクラフト重視の作品となる。
- Magnificent 5:Free Reign Entertainmentと中国のパートナーが手掛ける100人プレイ(5人/20チーム)可能なバトルロイヤル。建築要素を特色とし、Fortniteに似たシーズンパス方式のマネタイズを導入する。
- 2つの新作は何れもF2Pタイトルとなり、だれでも無料でプレイできる。既存のプレイヤーには補償分として15ドル相当以上のゲーム内通貨やアイテムが与えられる。
- リリース時期について:“Magnificent 5”はおよそ一週間後にパブリックテストを開始予定。“Frontier”は11月リリース予定で、何れもオープンベータとして運用が開始される。
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