EpicがSteamよりも高い収益分配を掲げる「Epic Gamesストア」を正式アナウンス、TGA 2018向けの発表予告も

2018年12月5日 1:15 by katakori
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
sp
「Epic Gamesストア」

先日、Steamが30%の手数料を設けた収益の分配率について、収益の規模に応じて分配率(1,000万ドル超で75%/25%、5,000万ドル超で80%/20%)を変更する新たな配信契約をアナウンスし、インディー開発者等から非難の声が上がる状況となっていますが、先ほどEpic Gamesが開発者に対する高い収益分配率を掲げる「Epic Gamesストア」のローンチを発表。まもなく正式なサービスを開始することが明らかになりました。

“Epic Gamesストア”は、(前述のSteamとは異なり)タイトルの規模や販売本数によって変動しない一律88%の収益分配を特色としており、木曜に放送される“The Game Awards 2018”にて、今後のゲームリリースに関する発表が行われるとのこと。

既にEpic Gamesランチャーを通じてタイトルやコンテンツの販売を行っているEpicですが、当初のストア運用については、キュレーション色の強いタイトル選定を強調しており、来るTGAにてどんな対応タイトルが登場するか、今後の動向に改めて大きな注目が集まるところです。

Epic Gamesストアに関するお知らせ

この5年間、Epic Gamesは自社のゲームを直接プレイヤーの皆さんにお届けしたいという考えのもと、それを可能にするツールの開発に力を注いできました。これを受けて完成したのが、現在PCとMac向けに提供しているEpic Gamesランチャーです。こちらのランチャーアプリでは、フォートナイトとUnreal Engineを筆頭に、他にも様々なコンテンツを提供しています。Epic Gamesは世界的なeコマースのエコシステムを築き上げて、多岐にわたるお支払い方法に対応し、また、フォートナイトの成長のおかげで優れたスケールメリットを実現しています。

ひとつのデベロッパとして、私たちがストアに求めるものは2つあります。1つは収益を生むためのフェアな取引条件、もう1つはプレイヤーとの直接的な交流です。そして、同じものを求めておられるデベロッパもたくさんおいでだと伺っています!

まもなく、「Epic Gamesストア」をローンチし、世のデベロッパ共通の夢を叶える長い冒険に乗り出します。サービス開始当初のラインアップとしては、ひとつひとつ丁寧に吟味したPCおよびMac向けの作品が中心となりますが、他のゲームにも広く門戸を開いていきたいと考えています。2019年以降、Androidやその他のオープンプラットフォームのゲームにも順次対応していく予定です。

Epic Gamesストアは以下の原則に基づいて運営されます:

どのデベロッパにも一律88%の取り分

収益の88%はデベロッパ様の取り分となります。タイトルの規模や販売本数による条件の変動は一切ありません。Epic Gamesは残りの12%が取り分となります。さらに、Unreal Engineをご利用のデベロッパ様は、Unreal Engineの使用料としていただいている5%のロイヤリティにつき、Epic Gamesストアを経由した売上に関しては、Epicの12%の中から賄わせていただくものとします。

「Epic Gamesストア」

プレイヤーとの直接的な交流

Epic Gamesストアで皆様のゲームを購入したユーザーは、自動的に皆様のニュースフィードに登録することになります。このため、ゲームのアップデートや将来のリリースに関するニュースといった形でユーザーと接触していただけます。おそらくはニュースフィードが中心的な役割を果たすものと思われます。ユーザーがメールの受信を許可した場合、メールを用いたプレイヤーへの連絡も可能です。

クリエイターとのつながり

今日、ゲーム発掘の最先端にいるのは、YouTubeのコンテンツクリエイター、Twitchのストリーマー、ブロガーといった人々です。総勢10,000万人のクリエイター数を誇るEpic Games「クリエイターサポート」プログラムは、デベロッパの皆様がクリエイターと接触するお手伝いをします。皆様はこうしたクリエイターを通して、間接的にプレイヤーと接触を持つことができます。ご参加いただいた場合には、クリエイターの紹介によってプレイヤーがゲームを購入すると、その収益の一部がクリエイターに分配される仕組みです(コードやアフィリエイトマーケティング用のリンクでトラッキングを行います)。クリエイターの皆様が幸先の良い収益を得られるように、収益の分配において当初の24ヶ月は、Epicが最初の5%を支払います。

ゲームページは自社で管理が可能

自社のゲームページとニュースフィードは、デベロッパの皆様ご自身で管理いただけます。皆様のページでは、ストアによって広告が設置されたり、競合ゲームのクロスマーケティングが行われることはありません。検索結果の有料広告もありませんのでご安心ください。

全てのエンジンを歓迎

Epic Gamesストアは、他のどのエンジンで作られたゲームも受け入れます。実際に、立ち上げ当初の作品ラインアップは、Unreal Engineで開発されたもの、Unityで開発されたもの、各デベロッパの自社エンジンで開発されたものと、多岐にわたる顔ぶれとなっています。

皆様の成功は、私たちの成功です

私たちは、Epic Gamesの利益をデベロッパの皆様の利益と一致させることを目指して、このストアとそのエコノミーモデルを構築しました。膨大な件数にのぼるフォートナイト関連の取引を手がけた経験により、私たちはストアのお支払いを適正に処理し、十分な帯域幅をご提供し、効率的なカスタマーサポートを運営するノウハウを身につけています。Epic Gamesは、皆様から頂戴する12%のストア手数料をもとに収益を見込めるビジネスを得て、今後のために惜しみなく再投資してまいります!

今後のゲームリリースにつきましては、今週木曜日12月6日に開催される「The Game Awards」で公開予定です。

情報元及びイメージ:Epic Games, Ubisoft

本日のニュース一覧

おこめの「The Elder Scrolls V: Skyrim」記!

skyrim記リターンズその136
「4コマ:攻撃しようにも」
skyrim記
“Skyrim”記バックナンバーはこちら

“Skyrim”記リターンズバックナンバー
Lineスタンプ
おこめがLINEスタンプを作りました!
かわいい子達がたくさんいるのでよかったらどうぞ。

アーカイブ

doope.jpについて

doope.jpは国内外の様々なゲームに関するニュースをご紹介するゲーム総合情報サイトです。
当サイトに関するご質問等はお問合わせフォームをご利用頂くか、またはメールで[doopeinfo@gmail.com]までお問い合わせ下さい。
sp



About the author

かたこりTwitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。

おこめTwitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。

Tag

Copyright c image and method All Rights Reserved.