2015年10月にParadox Interactiveが(CCPから)各種IPと関連アセットを含むWhite Wolf Publishingを買収し、その後新プロジェクトの話題が何度か浮上していた「Vampire: The Masquerade」シリーズおよび「Vampire: The Masquerade – Bloodlines」ですが、新たにParadox Interactiveが“Tender”と呼ばれる出会い系マッチングサービスのベータサイトをオープンし、これが“Vampire: The Masquerade”の新プロジェクトに関係する大がかりなARGプロモーションの一部ではないかと注目を集めています。
Paradoxアカウントでログイン可能な“Tender”は、利用者の魂を独自のアルゴリズムで分析し、ソウルメイトを見つけるために必要なクエストを定期的に提供するというサービスで、今のところサービスの目的や詳細は不明ながら、プロフィール用の質問にはおよそ出会い系サイトとは思えない不穏なイメージをはじめ、国外では到底ありえないRhプラス/マイナスまで含む詳細な血液型の入力、登録者の孤独さ、多数の不穏な文言が並ぶアンケート(タナトロジーや魔術、快楽主義、剥製術、シャーマニズム、イルミナティ、マルキ・ド・サド等々)が並ぶプロフィール作成に加え、既にレベルアップ要素を持つ幾つかのクエストが実装されています。
明らかに、普通の出会い系サービスではない“Tender”ですが、今回のARGらしき何かの動きは、今年1月3日にTwitterアカウントを作成したばかりの“KnoxJ2019”と呼ばれる人物に端を発しており、彼が時折提示する謎の文字列やメッセージ、(数人のYoutuberまで巻き込む)各種暗号に加え、グリフィス天文台で見つかったブリーフケースの中身などから、“Tender”の存在が発見され、遂にKnoxがベータテストのユーザーを募集する段階に到達していました。
“Tender”におけるクエストは現在も進行しており、既に幾つかの新しい暗号や映像が発見されていますが、今回のサービスは何やら吸血鬼が合理的に獲物を探しているように見えるだけでなく、2019年に復活しサンフランシスコで新しい生活を謳歌していると語る陽気なKnoxは、“Vampire: The Masquerade – Bloodlines”に登場したKnoxを想起させる人物でもあり、遂にVtMの新プロジェクトが本格始動を果たすか、今後の動向に大きな期待が掛かるところです。
余談ながら、Paradox Interactiveは2017年7月27日にWhite Wolf Entertainment経由でビデオゲーム用の「Vampire Bloodlines」商標を取得しているほか、2018年5月にはスタジオのCEO Fred Wester氏が“Bloodlines”の続編について、明確な選択肢の1つだと語り話題となっていました。
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