ストリートストーリーの規模やVRに対する見解など、John Mamais氏が語った「サイバーパンク2077」のインタビュー情報まとめ

2020年2月4日 12:10 by katakori
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「Cyberpunk 2077」

先日、国際写真コンテストの素晴らしい入賞作品がアナウンスされた「サイバーパンク2077」ですが、2020年9月17日の発売に向けた進捗と続報に期待が掛かるなか、CD PROJEKT REDのクラクフスタジオを率いるJohn Mamais氏がOnMSFTのインタビューに応じ、サイドクエストとは異なる小規模クエスト“ストリートストーリー”の規模やディテール、マルチプレイヤーとシングルプレイヤーの関係、発売後の取り組みなど、非常に興味深いトピックに言及し話題となっています。

なお、前述の“ストリートストーリー”は正式にアナウンス済みのコンテンツで、2018年6月中旬に発行されたプレスリリースにおいて以下のように記載されていました。

ナイトシティの闇に葬られた真実とは…

ストーリードリブンなゲームデザインを追求し、かつアクション要素も豊富なサイバーパンク2077。メインストーリーは最高のシングルプレイ体験を提供することを主眼に置き、数十時間におよぶゲームボリュームを提供。さらに多数のサイドクエストやストリートストーリーを取り揃え、世界観にどっぷりと浸りたいハードコアプレイヤーと、気軽にアクションを楽しみたいゲーマーの両者に適した作品となっている。CD PROJEKT REDを象徴する、選択に応じて結末が変化するストーリー展開手法は、本作でも健在。ナイトシティを舞台にした物語は、プレイスタイルに応じて全く異なる展開を見せる。

という事で、今回はOnMSFTのインタビューから判明した主な情報をまとめてご紹介します。

  • ストリートストーリーについて:ストリートストーリーは、小規模なクエストのようなもので、ストーリーは存在するが、高度なシネマティックを利用したストーリー展開は少なめ。世界を探索し、キャラクターのレベルアップに適しているとのこと。また、本編には75種程度のストリートストーリーが用意されており、何れもランダム/自動生成ではなく、それぞれ独自に作成されたコンテンツとなる。
  • エンディング後の進行について:John Mamais氏は、キャンペーンの終了後にゲームオーバーとなるか、それともオープンワールドへのアクセスが引き続き可能となるか、現段階でその答えを知らないとのこと。
  • メインゲームとマルチプレイヤーの関係について:John Mamais氏は、シングルプレイヤーとマルチプレイヤーが別の存在であることを強調している。現在はシングルプレイヤーの開発に注力しているとのこと(※ つまりDestinyやThe Divisionのような扱いではなく、Grand Theft Auto VとGrand Theft Auto Onlineのような関係ではないかと推測できる)。なお、マルチプレイヤーのディテールについては、およそ一年後にさらなる情報が明かされるとのこと。
  • サイバーパンク2077の発売後について:発売後に追加のコンテンツがリリースされる予定。まだ、DLCを含むリリースの形式については不明ながら、John Mamais氏は“The Witcher 3: Wild Hunt”ローンチ後のモデルが上手く機能したと語り、具体的なことは明かせないと前置きした上で、恐らくウィッチャーのような何かになるだろうと伝えている。
  • サイバーパンク2077のNintendo Switch対応について:John Mamais氏の知る限り、Nintendo Switch対応の計画は存在しておらず、サイバーパンク2077が余りに巨大であることからNintendo Switch上で動作するかどうかも分からないとのこと。ただし、氏は“The Witcher 3: Wild Hunt”の際にも同様に考えていたものの、何とかNintendo Switch対応を実現することができたと振り返っている。
  • VR対応について:VR対応については、実際に挑戦し、対応を考慮したものの、現在は何も取り組んでいないとのこと。氏は幾つかの機能がVRで動作したとしても、まだ現実的ではないとの見解を伝えている。
  • 次世代コンソール対応について:多くのAAAデベロッパが既にXbox Series Xの開発ツール等を所有しているが、現段階でCD PROJEKT REDは次世代コンソールに注目しておらず、現世代向けの開発に注力している。
  • サイバーパンク2077に影響を与えたサイバーパンク映画について:氏は攻殻機動隊を全て観たと発言。さらに、Akiraも非常に興味深いがやや超能力の要素が強いと説明。“サイバーパンク2077”は超自然的な要素を過度に扱うことはないが、AKIRAのバイクには“サイバーパンク2077”に通じる雰囲気があると伝えている。“ブレードランナー”はリファレンスとして優れているが、ダークで陰鬱で、雨に濡れていることから、それほどフィットはしていないとのこと。氏は、技術やサイバネティクスにおいて攻殻機動隊が最も参考になると説明している。
  • サイバーパンク2077の技術的なハイライトについて:氏によると、まだ話題に上っていない幾つかの技術的なトピックがあるとのこと。その1つとして、まだ表には完全な状態のものが出ていないリアルタイムグローバルイルミネーションシステムが挙げられており、スタジオの外部で最終的な仕上がりを見た者は誰もおらず、既存のものとは大きく異なる息を呑むようなものが出てくるだろうと伝えている。また、サウンド面については、CD PROJEKT REDのサウンドプログラマが考案したジオメトリを利用する非常にリアルな音響システムが用意されているとのこと。
情報元及びイメージ:PC Gamer, Dualshockers

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